Webデザインの仕事ではヒアリングシートの活用が必須!|効率的なヒアリングシートの作成方法とは?
- 2023/02/15
- 2023/10/19
目次
「Webデザインの仕事はクライアントに何を聞いたら良いかわからない」
「Webデザインの仕事でもっと効率よくヒアリングしたい」
上記のような悩みをかかえていませんか?
Webデザインの仕事において、クライアントへのヒアリングは大切な業務です。 ヒアリングレベルが低いと、「クライアントの考えているデザインイメージを違う」、「納品したWebサイトが狙ったターゲット層に合っていない」などの問題が発生します。
その結果、大規模な修正やクレームに発展する可能性も考えられます。
Webデザインの仕事でヒアリングレベルを向上させるには、ヒアリングシートの活用がおすすめです。
今回の記事では、Webデザインの仕事において効率的にヒアリングシートを作成する方法や、ヒアリングするべきポイントについて詳しく解説します。 この記事をお読みいただければ、クライアントの目的を正確に把握するためのヒアリングが可能になるでしょう。 ぜひ最後までお読みください。
Webデザインの仕事ではヒアリングが重要|ヒアリングシートの活用をおすすめする理由3つ
Webデザインの仕事において、最も大切な業務の一つが「クライアントへのヒアリング」です。
クライアントへのヒアリングは、専用のヒアリングシートを活用することで効率よくヒアリングできます。
ヒアリングシートの活用をおすすめする理由は以下の3つです。
- クライアントの目的を理解するため
- クライアントの納期・予算などの基本的な情報をヒアリングするため
- クライアントの求めるWebサイトのイメージを明確にするため
それぞれの理由について詳しく解説します。
1.クライアントの目的を理解するため
Webデザインの仕事に取り掛かる際には、必ずクライアントの目的を正確に理解する必要があります。
主に「どのようなWebサイトを希望しているのか」、「Webサイト制作の目的」などをヒアリングします。
クライアントによって、求めているWebサイトの目的は様々です。具体的には、「ECサイト」、「自社サービスの認知度アップ」などが挙げられます。
ヒアリングシートを活用すれば、クライアントの目的について深掘りできるのでおすすめです。
2.クライアントの納期・予算などの基本的な情報をヒアリングするため
Webデザインの仕事には、納期や予算が存在します。
クライアントが希望する納期や予算から逆算してプロジェクトを進める必要があるので、必ずヒアリングしておくべき項目です。
また、企業のロゴや写真などのコンテンツ素材の用意の有無や、Webサイトの管理は誰が行うのかについて必ず明確にしておきましょう。
ヒアリングシートを活用すれば、プロジェクトに必要な情報を効率的にヒアリングできるのでおすすめです。
3.クライアントの求めるWebサイトのイメージを明確にするため
クライアントによって、Webサイトに求めるイメージは全く異なります。
具体的には、同じようなジャンルの商品を扱っているECサイトの場合でも、明るいイメージが良いクライアントもいれば、落ち着いたおしゃれな雰囲気のWebサイトを好むクライアントもいます。
また、「かっこいい」、「おしゃれ」などの抽象的な要望の場合には注意が必要です。
抽象的な要望の場合、クライアントとWebデザイナー側でしっかり認識をすり合わせておかないと、納品物が思っていたイメージと違うといったトラブルが発生する可能性があります。
最悪の場合、大規模な修正対応やクレームに発展するので、必ずヒアリングシートを活用して詳細にヒアリングしておきましょう。
Webデザインの仕事においてヒアリングシートを使って必ずヒアリングするべきポイント7つ
Webデザインの仕事において、クライアントに必ずヒアリングしておくべき項目が7つ存在します。
- 納期・予算について
- Webサイトの目的やターゲット層について
- Webサイトのデザインイメージについて
- コンテンツ素材について
- Webサイトの設計について
- 納品後のWebサイトの更新や管理について
- クライアントの情報
ヒアリングシートを活用して、上記のポイントについてヒアリングしておけばスムーズにプロジェクトを進められるでしょう。
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
1.納期・予算について
クライアントに納期や予算についてヒアリングするのは基本です。
プロジェクトをスムーズに進行するには最初に納期を確認しておき、作業工程を逆算してスケジュールを組み立てる必要があります。
また、限られた予算の中でできる内容、できない内容の精査をしておく必要もあります。
2.Webサイトの目的やターゲット層について
ヒアリングする際には、「Webサイトの目的」や「クライアントが求めるターゲット層」について聞き出すことが重要です。
クライアントから正確にヒアリングしないと、サイト流入を狙えずクライアントの希望を満たせない可能性が考えられます。
クライアントは、自社サービスの認知度アップやコンバージョン率アップを狙っていることが多いので、サイト流入を意識したWebデザインをする必要があります。
ヒアリングする際には、必ずクライアントが想定しているWebサイトの目的やターゲット層について理解しておきましょう。
3.Webサイトのデザインイメージについて
クライアントが想定しているWebサイトのデザインイメージを把握することは、ヒアリングにおいて最も大切なことの一つです。
クライアントによって、想定しているデザインイメージは様々です。
具体的には、「カッコいい」、「おしゃれ」などの抽象的なデザインイメージだと、正確にヒアリングしておかないと実際に制作したWebサイトがクライアントのイメージに合わない可能性があります。
その結果、大規模な修正対応に追われたりクレームに発展したりする可能性が考えられます。
ヒアリングの際には十分注意するようにしましょう。
4.コンテンツ素材について
コンテンツ素材についても、クライアントと打ち合わせておく必要があります。
Web制作に使用する企業ロゴやキャッチコピー、写真などのコンテンツ素材を共有してもらう必要があります。
また、別途写真が追加で必要になる場合もあるでしょう。そのような場合にも対応できるように、撮影スケジュールなども事前に打ち合わせておくのがおすすめです。
5.Webサイトの設計について
Webサイトの仕様や設計についてクライアントと打ち合わせておく必要があります。
具体的には、「Webサイトのページはどれくらい制作する必要があるのか」、「レスポンシブデザイン対応にするのか」などが挙げられます。
レスポンシブデザイン対応にするかどうかは、サイト流入に大きな影響を与える内容なので、クライアントとしっかり打ち合わせするようにしましょう。
6.納品後のWebサイトの更新や管理について
Webサイトを納品した後、Webサイトの更新や管理は誰が行うのか事前に決めておく必要があります。
クライアントは必ずしもWebデザインに詳しいわけではありません。
クライアントにWebデザインの知識やコーディングスキルがあるのかどうか、事前にヒアリングしておきましょう。
また、Webサイトの管理を代行する場合は、別途予算の確認などを行うのを忘れないようにしましょう。
7.クライアントの情報
ヒアリングをする際に、会社概要や既に公開しているサイトの有無、担当者の名前と連絡先は必ず確認しておきましょう。
クライアントについての詳細な情報をヒアリングしておけば、クライアントがどのようなニーズを持っているのか事前に知ることができ、打ち合わせがスムーズに進むこともあります。
また、クライアントの担当者が決定権を持っているかどうか確認しておくのがおすすめです。
担当者が納品物に対してOKを出しても、責任者がNGを出す場合も考えられます。
責任者とコンタクトが取れるのが理想ですが、難しい場合は責任者の人物像を担当者に確認しておくのがおすすめです。
責任者の人物像を把握しておけば、Webサイト制作の際に意識しておくことで修正を減らせる可能性もあります。
Webデザインの仕事でヒアリングシートを活用して得られるメリット3つ
Webデザインの仕事でヒアリングシートを活用すると3つのメリットが得られます。
- ヒアリングレベルを統一できる
- ヒアリングした内容をデータ化してチームメンバーで情報共有できる
- ヒアリングシート作成ツールを活用すれば情報漏洩のリスクを抑えられる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
1.ヒアリングレベルを統一できる
クライアントへのヒアリングは、担当者ごとに向き不向きが存在します。
ヒアリングレベルが低いと、正確な情報をヒアリングできないだけでなく、クライアントのイメージに合っていないWebサイトを納品してしまうリスクがあるでしょう。
その結果、大規模な修正対応やクレームに発展する可能性があるので、ヒアリングシートを活用してヒアリングレベルを統一する必要があります。
ヒアリングシート作成ツールを活用すれば、自分だけでなく周りのチームメンバーと一緒にヒアリング内容を決められるので、誰が対応しても質の高いヒアリングが可能です。
2.ヒアリングした内容をデータ化してチームメンバーで情報共有できる
Webデザインの仕事は、チームメンバーとともにプロジェクト進行していく場合が多いです。
ヒアリングシート作成ツールには、スプレッドシートとの連携機能や、ワンクリックでデータ化できる機能があるものなど、情報分析に役立つ機能が用意されています。
チームメンバーと情報共有しながらプロジェクト進行することで、クライアントの要望に沿った質の高いWeb制作が可能です。
3.ヒアリングシート作成ツールを活用すれば情報漏洩のリスクを抑えられる
クライアントへヒアリングする際には、担当者の連絡先なども含めて詳細な情報を知ることになるでしょう。万が一、ヒアリングした内容を情報漏洩してしまうと大変なことになります。
しかし、ヒアリングシート作成ツールであれば、ヒアリングした内容はデータで管理されているだけでなく、暗号化通信技術やアクセス制限をかけられるものが存在しておりセキュリティ性が高いです。
もしもの際の情報漏洩のリスクを抑えられるのでおすすめです。
Webデザインの仕事で使用するヒアリングシート作成ツールの選び方4つ
ヒアリングシート作成ツールは何種類も存在します。
自身の環境にあったヒアリングシート作成ツールの選び方は、以下の4つです。
- 直感的な操作で簡単にヒアリングシートを作成できるものを選ぶ
- テンプレートの豊富さや分岐式の設問など高度なヒアリングができるものを選ぶ
- 複数メンバーで効率的に情報共有できるものを選ぶ
- セキュリティ対策が整っているものを選ぶ
それぞれの選び方について詳しく解説します。
1.直感的な操作で簡単にヒアリングシートを作成できるものを選ぶ
ヒアリングシートのメリットは、誰でも質の高いヒアリングを行うことができる点です。
しかし、簡単にヒアリングシートを作成できなければヒアリングシート作成ツールを使う意味がありません。
今回の記事で紹介するヒアリングシート作成ツールは、直感的な操作で簡単にヒアリングシートを作成できるのでおすすめです。
2.テンプレートの豊富さや分岐式の設問など高度なヒアリングができるものを選ぶ
豊富なテンプレートが用意されたヒアリングシート作成ツールを利用することで、デザイン性の高いヒアリングシートを簡単に作成できます。
また、分岐式の設問など高度なヒアリングができるヒアリングシート作成ツールを活用すれば、より詳細な内容をヒアリングできます。
高機能なヒアリングシート作成ツールを活用することで、作成できるヒアリングシートのバリエーションが増えるのでおすすめです。
3.複数メンバーで効率的に情報共有できるものを選ぶ
ヒアリングシートを作成する際には、ヒアリングした内容を複数メンバーで確認できるヒアリングシート作成ツールを選ぶのがおすすめです。
Webデザインの仕事では、プロジェクトの進行管理を行うディレクターなどの複数メンバーで進行していきます。
その際に、複数メンバーに対応したヒアリングシート作成ツールを活用すれば、効率良く複数メンバー間で情報共有できるでしょう。
ヒアリングシート作成ツールの中には、複数メンバーに対応していないツールもありますが、スプレッドシート連携などの外部サービスを利用して情報共有できる場合もあります。
4.セキュリティ対策が整っているものを選ぶ
クライアントにヒアリングする際には、企業情報や担当者の連絡先などの詳細な情報をヒアリングする必要があります。
万が一の情報漏洩などによるリスクを抑えるためにも、セキュリティ対策が整っているツールを選ぶのが良いでしょう。
今回紹介するヒアリングシート作成ツールは、暗号化通信技術やアクセス制限に対応したものばかりなので安心して利用できます。
▼下記の資料は、ヒアリングを効率化させるためのヒアリングシートの作り方をステップ別に解説した資料です。ぜひご活用ください。
Webデザインの仕事でおすすめのヒアリングシート作成ツール3選
Webデザインの仕事でおすすめのヒアリングシート作成ツールを3つ紹介します。
各ツールの比較表を作成しました。
サービス名 | Interviewz | kintone | Questant |
---|---|---|---|
価格 | 30,000円/月〜 | 780円(税抜)/月~ | 50,000円(税別)/年〜 |
複数ユーザー対応 | あり | あり | なし |
公式サイト | https://www.interviewz.io/price/ | https://kintone.cybozu.co.jp/ | https://questant.jp/ |
各ツールの特徴について詳しく解説します。
1.Interviewz
Interviewzは、誰でも簡単に質の高いヒアリングシートを作成できるツールの一つです。
Interviewzの特徴は以下の通りです。
- シンプルな管理画面で誰でも簡単にヒアリングシートを作成できる
- サービスに応じてナビキャラの設置やテーマカラーの変更などカスタマイズ性が高い
- 様々なサービスとの連携機能が充実している
Interviewzでは、シンプルな管理画面で手軽にヒアリングシートを作成できる点がメリットです。
サービスやクライアントに応じて、ナビキャラの設置やテーマカラーの変更などカスタマイズ性が高い点も魅力です。
Interviewzでは、様々な外部サービスとの連携機能が充実しており、Googleカレンダーを活用したスケジュール調整やスプレッドシートを使ったヒアリング内容のリアルタイム登録ができます。
独自ドメインの設定もできるので、オリジナリティのあるヒアリングシートを作成したい場合にもおすすめのヒアリングシート作成ツールです。
2.kintone
kintoneは、システム開発で知名度の高いサイボウズが提供しているビジネスプラットフォームです。
kintoneの特徴は以下の通りです。
- ドラッグ&ドロップで直感的にヒアリングシートを作成できる
- ヒアリングした内容はワンストップで分析できる
- プロジェクトの進捗管理など様々な用途で利用できる
kintoneでは、ドラッグ&ドロップで簡単にヒアリングシートを作成できる直感的な操作が魅力です。
ヒアリングした内容は、ワンクリックでグラフ化できるだけでなく、kintone上で情報分析や議論を行うことができます。
また、kintoneではプロジェクトの進行管理など、ヒアリングシート作成以外の用途としても活用できるのでおすすめです。
3.Questant
Questantは、ネットリサーチ大手のマクロミルが開発したヒアリングシート作成ツールです。
Questantの特徴は以下の通りです。
- 70種類以上の豊富なテンプレート
- 集計結果を見やすくカスタマイズできる
- 大手企業への導入実績もある安心のセキュリティ対策
Questantは、70種類以上のテンプレートが用意されており、直感的に操作できるユーザーインターフェースが採用されています。
集計結果のカラーやデザインを見やすくカスタマイズでき、有料プランでは簡易集計ソフト「QuickCross」を使用できます。
大手企業への導入実績もあり、IPアドレス制限などネットリサーチ大手ならではの堅牢なセキュリティが魅力です。
まとめ
今回の記事では、Webデザインの仕事でのヒアリングシートの重要性について詳しく解説しました。
Webデザインの仕事では、クライアントが求めるデザインイメージや仕様を正確に把握するために高いレベルのヒアリングが求められます。
ヒアリングレベルが低いと、「求めるデザインイメージと異なり修正対応が求められる」、「Webサイトが目的に沿っておらずサイト流入が見込めない」などの可能性が考えられます。
ヒアリングレベルを向上させるには、ヒアリングシート作成ツールを活用したヒアリングがおすすめです。
ヒアリングシート作成ツールを活用すれば、チームメンバーでヒアリング内容を考えられるのでヒアリングレベルを統一でき、ヒアリング漏れが減らせるでしょう。
その結果、スムーズな打ち合わせや修正が減るなどのメリットがあります。
今回の記事をお読みいただいて、最適なヒアリングシート作成ツール選びの参考になれば幸いです。
Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。
• 新規お問い合わせ、相談数の向上
• ヒアリングの内容の最適化から受注率の向上
• ヒアリングコスト(人件費・タイムコスト)の削減
• 既存顧客のお問い合わせのセルフ解決(サポートコストの削減)
• サービス/プロダクトのマーケティングリサーチ
• 既存顧客、従業員のエンゲージメント向上
• データ登録負荷の軽減
• サイトにおけるユーザーの行動情報のデータ蓄積
▼Interviewz(インタビューズ)の主な活用方法
• 総合ヒアリングツール
• チャットボット
• アンケートツール
• カスタマーサポートツール
• 社内FAQツール
Interviewzの機能一覧|総合的なヒアリング活動を網羅
Interviewzでは、下記のような総合的なヒアリング活動を支援する機能を揃えております。