おすすめ組織診断ツール8選|組織診断ツールを導入するメリットや注意点を解説
- 2022/11/25
- 2023/10/22
組織診断ツールは、企業の状況を把握し従業員や企業が抱えている問題点を抽出する際に役立ちます。
組織診断ツールを活用すれば、結果的に従業員の満足度を向上できたり、作業効率がアップし売上を上げたりできるでしょう。
本記事では、組織診断ツールについて選び方、おすすめの組織診断ツールを紹介します。
他にも、組織診断ツールを導入するメリットや注意点もお伝えするので、はじめてツールの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
組織診断ツールとは
組織診断ツールとは、従業員や企業が抱えている課題点を抽出する際に活用できるツールです。ツールの検索結果をもとに、問題点を改善することで、従業員や組織全体のパフォーマンス向上につながるでしょう。
また、作業の効率化につながると、結果的に企業の売上がアップする可能性があります。
組織診断ツールの中には、ただ分析結果を提示するだけではなく、改善策の提案などでサポートしてくれるものもあります。
本記事では、組織診断ツールの選び方をはじめ、おすすめの組織診断ツールや導入するメリットなどを紹介していくので、今まで導入したことがなく導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
組織診断ツールの選び方4つ
さまざまな組織診断ツールがある中で、どのツールを利用すべきか迷っている方もいるでしょう。
ここでは、組織診断ツールの選び方を4つ紹介します。組織診断ツールを導入する際に失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。
1.使用目的に合っているか
組織診断ツールを導入するとき、何らかの使用目的があって導入を検討するでしょう。ツールの種類によって、使用目的や最終目標を達成できるかなど、備わっている機能によって異なります。そのため組織診断ツールを導入する際には、使用目的に合っているか確認しましょう。
企業が組織診断ツールを導入する際、以下のような使用目的を持っているケースが多いです
- 従業員や組織全体が抱える課題を把握したい
- 組織に適した人材育成や人材配置をすることで組織改善をしたい
- 従業員の満足度の向上に努めたい
- 離職率が増えている原因を知りたい
また組織診断ツールを利用する目的が、最終的に課題点の改善である場合には、改善策の提案などのサポート機能が充実したものがおすすめです。
2.必要な機能が備わっているか
組織診断ツールの中には、さまざまな機能が備わっているものがあります。組織診断ツールの主な機能は、以下の通りです。
機能 |
内容 |
配信スケジュールの設定機能 |
配信日時の予約を設定する |
設問の作成やカスタマイズ機能 |
アンケートの設問を追加したりカスタマイズできたりする |
退職リスクやコンディションのアラート機能 |
退職リスクが高いと判断したりコンディションに変化があったりするとアラートを出す |
ダッシュボード機能 |
アンケート結果を分析する |
ベンチマーク機能 |
アンケートの分析結果を他社と比較する |
未回答者へのリマインド機能 |
未回答者に自動でアンケートに参加するよう通知を送る |
集計データのダウンロード機能 |
アンケートの集計結果をExcelやPDFなどでダウンロードする |
ストレスチェック機能 |
従業員のストレスがどれくらいあるのかチェックをする |
サーベイのテンプレート機能 |
さまざまなアンケートのテンプレートが使える |
組織診断ツールのさまざまな機能の中でも、退職リスクやコンディションのアラート機能・ストレスチェック機能などは、離職率の高さが課題点である機能におすすめです。
また従業員が抱えている課題を把握したい場合には、アンケートのテンプレートの中に、従業員の健康状況をチェックできるアンケートや、仕事に対する意欲の度合いを確認できるアンケートなどがあるか確認しましょう。
使用目的に合った組織診断ツールを探す上で、どのような機能が備わっているか確認することもポイントです。
3.費用対効果が見合っているか
組織診断ツールは、初期費用や月額料金がかかるケースがほとんどです。基本的に利用できる機能が充実しているほど、費用が高くなる傾向にあります。中には、企業の従業員の数や調査内容によって料金が変動するものもあります。
また費用が高ければ高いほど、最終的に得られる利益が大きいと考えられがちですが、大切なのは費用対効果が見合っているかです。
精度や費用が高い組織診断ツールを使っても、実際に使っている機能のほうが多かったというケースがあります。その場合、余分に費用を払っていると捉えられるので、グレードダウンまたはツールの乗り換えをおすすめします。
組織診断ツールを選ぶ際には、コスト面で損しないために、機能の内容と費用が釣り合っているかを確認しましょう。
4.操作しやすいか
組織診断ツールを導入した後は、アンケートを作成したり、集計データを共有したりする必要があります。そのため、スムーズに業務を進められるように、操作しやすいツールをおすすめします。
操作しやすい組織診断ツールの特徴は、以下の通りです。
- 表や数値が見やすい
- 説明なしで直感的に操作できる
- メニューの場所がどこにあるかひと目でわかる
- 文字の大きさが小さすぎない
- 専門用語が多用されていない
操作しやすい組織診断ツールを導入すれば、少しでも早く使い慣れることができるでしょう。
また管理担当者の交代などで引き継ぎを行う際、操作しやすいツールなら使い方について教える時間を短縮できます。
おすすめの組織診断ツール4選
組織診断ツールを選ぶ際、数あるツールの中でどれがおすすめなのかわからない方もいるでしょう。企業に合った組織診断ツールを見つけるためにも、さまざまなツールを比較することをおすすめします。
ここでは、おすすめの組織診断ツールを4つ紹介します。
1.mitsucari(ミツカリ)
mitsucari(ミツカリ)は、適性検査を行い採用配属のミスマッチを防止するツールです。適性検査は、早期退職や内定辞退など、企業側のリスクがあるのかを見極める際に活用できます。
mitsucari(ミツカリ)に備わっている基本的な機能は、以下の通りです。
- 受検者の登録
- 適性検査の受検
- タグの登録
- 管理者権限
- カスタムモデルの作成
適性検査は、専用URLにアクセスするだけですぐ回答を開始できるものです。全部で72問あり、10分程度で回答できる量となっています。対象者が検査を受けているのかは、管理画面上から簡単に確認でき、未回答者には再度メールを送信することも可能です。
mitsucari(ミツカリ)の料金は、以下の通りです。
プラン名 |
料金 |
ベーシックプラン |
無料 |
エンタープライズプラン |
月額22,000円〜 |
2.REALONE(リアルワン)
REALONE(リアルワン)は、従業員満足度調査・エンゲージメント調査・360度評価の3種類の分析方法ができるツールです。利殖を軽減したい方や組織全体の生産性を向上させたい方におすすめです。
調査に関する機能の他に、人材育成や組織開発、アンケートの作成を支援する機能も備わっています。そのためアンケートの作り方がわからない方から、分析データの活用方法がわからない方まで、さまざまな企業で活用できるでしょう。
REALONE(リアルワン)の料金は、以下の通りです。
調査名 |
料金 |
従業員満足度調査 |
15万円 |
エンゲージメント調査 |
180万円 |
360度評価 |
60万円 |
3.Wevox(ウィボックス)
Wevox(ウィボックス)は、組織の状況をさまざまな視点から分析して可視化できるツールです。ただ分析結果を提示するのではなく、「きづく→かわる→はかる→みえる」の一連のサイクルも継続的にサポートします。
またログインいらずで回答できるので、社員の回答率の向上にもつながるでしょう。日本語・英語・韓国語・中国語・タイ語・ドイツ語・フランス語の多言語に対応しているので、海外の方でも回答できる環境を整えることができます。
Wevox(ウィボックス)の料金は、月額300円〜です。はじめの1か月は無料トライアル期間なので、初月は完全無料で利用できます。初期費用や維持費を抑えたい方におすすめです。
4.SmartHR(スマートHR)
SmartHR(スマートHR)は、登録社数が5万社以上、利用継続率99%の実績があるツールです。利用している企業の従業員数は、2名〜数万人とさまざまな規模の企業で利用されています。
また作成できるアンケートは、入退社時や人事評価、就労環境などさまざまなテンプレートを揃えています。その他のアンケートを作成したい場合には、質問文や回答形式を自由に設定できるオリジナルアンケートの作成機能の利用が可能です。
SmartHR(スマートHR)の料金は、プランによって異なります。詳しい料金を知りたい場合は、問い合わせて見積もりをしてもらう必要があります。見積もりの提案時期は、問い合わせてから営業日2日以内です。
組織診断ツールを導入するメリット3つ
そもそもなぜ組織診断ツールを導入するのか、どのようなメリットが得られるのか、十分に理解していない方もいるのではないでしょうか。
ここでは、組織診断ツールを導入するメリットを3つ紹介します。メリットを理解した上で、メリットを十分に得られる組織診断ツールなのか、ツール選びの参考にすると良いでしょう。
1.生産性向上につながる
組織診断ツールの分析結果から課題点を明確にし、解決・改善することで結果的に生産性が向上する可能性があります。
また組織全体の生産性が向上すれば、売上アップにもつながるでしょう。継続的に売上が向上すれば、社員の給料を上げることができ、社員の満足度が上がる可能性もあります。
生産性の低下を感じているものの原因がわからない場合には、組織診断ツールで原因を追求してみてはいかがでしょうか。
2.職場環境を改善できる
組織診断ツールでの分析は、職場の状況を知る機会にもなります。
設備不足や各業務の負担など、従業員の目線でしか気づけない部分があります。職場環境の改善をしたい場合には、組織診断ツールで従業員が抱えている職場環境に関する悩みや問題点などを抽出すると良いでしょう。悩みや問題点がなければ、現状維持ができるような施策を考えることをおすすめします。
また職場環境の改善をきっかけに、業務の効率化や社員の負担軽減などにつながる可能性があります。改善策を考案する際には、「どのような職場環境にすべきか」従業員目線になって考えてみると良いでしょう。
3.社員の満足度が高まる
組織診断ツールは、社員が抱えている悩みや不満などを調査する際にも活用できます。特に離職率が増えている場合や、早期退職の割合が増えている場合に利用すると良いでしょう。
社員が抱えている悩みを改善することで、結果的に社員の満足度アップにつながります。すると仕事に対する意欲が向上したり、求人募集件数が増えたりする可能性が高まります。
組織全体のパフォーマンス低下を感じている方は、組織診断ツールで社員が抱える問題を明確にし、改善に努めると良いでしょう。
組織診断ツールを導入する際の注意点3つ
組織診断ツールを導入することで、会社の状況を可視化できるメリットがありますが、一方で注意点もいくつかあります。
ここでは、組織診断ツールを導入する際の注意点を3つ紹介します。
1.社員の負担になりすぎないようにする
組織診断ツールを導入してアンケートを作成する際、社員の負担になりすぎないように注意しましょう。
社員にとって負担と感じやすいアンケートの特徴は、以下の通りです。
- 質問数が多い
- ログイン情報を取得する必要がある
- アンケート実施期間が短い
- 回答中にエラーが発生する
- 記述式の回答欄が多い
アンケートの質問数が多いと、すべて回答し終えるまでに時間がかかってしまいます。仕事の合間に回答する社員がほとんどなので、隙間時間でも簡単に回答できるようなものを作成すると良いでしょう。
またアンケートの実施期間が短い場合、仕事が忙しい方にとっては急いでアンケートに参加することとなります。すると回答ミスが発生しやすくなったり、適当に回答してしまったりする方が増えてしまうでしょう。そのため、最低でも1か月ほどの猶予を設けることをおすすめします。
2.分析結果に頼りすぎない
組織診断ツールの分析結果は、会社の状況を可視化できる大切なデータです。
しかし回答者の中には、悩みがあるものの隠して虚偽の回答をする方や、適当に回答する方がいる可能性があります。そのため分析結果すべてに頼るのではなく、会社の状況を改善する上で参考程度にすると良いでしょう。
また組織診断ツールの中には、分析だけではなく、改善策の提案までしてくれるものがあります。提案された改善策をすべて実行するのではなく、自社で実行すべき改善策なのか見極める力も必要です。
3.分析だけが目的ではない
組織診断ツールを利用する目的は、分析だけではありません。
どのような施策を行うべきか、どのように改善すべきか、などのポイントに着目して改善策を実行するまでが目的です。そのため分析した後は、分析結果からいくつか改善策を考案し、実際に実行して検証してみると良いでしょう。
また改善策を実行し効果があるのかを確認するために、もう一度アンケートで意見を募ることもおすすめです。「情報を集める→分析→改善策の考案→改善策の実施→効果の確認」というサイクルを続けることで、より良い職場環境や従業員の満足度向上にもつながるでしょう。
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まとめ
組織診断ツールを活用して組織や従業員が抱える課題を抽出することで、現在の状況の可視化ができます。
従業員目線でしか気づけない問題点を改善することで、職場環境の改善や従業員の満足度アップにつながります。
また生産性の向上や従業員の意欲向上に成功すれば、結果的に企業全体の売上が向上する可能性もあるでしょう。
ただし、質問数が多すぎたりエラーが発生したりすることで、従業員の負担になりすぎてしまう恐れがあります。
組織診断ツールを導入する際には、メリットだけではなく注意点も把握した上で活用しましょう。
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