診断コンテンツ制作会社の選び方や費用の目安|作り方の流れを6ステップで解説
- 2023/01/30
- 2024/10/14
目次
各ユーザーに合った商品やサービスを提案するために、診断コンテンツを導入する企業が増えています。
他にも性格診断などのゲーム感覚で利用できるサービスで、診断コンテンツを活用するケースもあります。
しかし診断コンテンツを制作しようと検討している方の中には、「具体的にどれくらいの制作費用がかかるの?」「制作が完了するまでの流れは?」とさまざまな疑問を抱く方がいるでしょう。
そこで本記事では、診断コンテンツの制作費用や作り方、導入までの流れを紹介します。
他にも診断コンテンツを制作した後の流れ、制作する際のポイント、おすすめの診断コンテンツ作成ツールもお伝えします。
診断コンテンツとは?
診断コンテンツとは、いくつかの質問に答えてもらい、得た回答をもとに診断結果を表示するコンテンツを指します。
診断コンテンツの中には、おすすめ商品診断、性格診断、心理テスト、などさまざまなものがあります。その中でもおすすめ商品診断は、結果的に商品の購入率が上がったり、売上が上がったりする可能性があるでしょう。
さらに診断コンテンツの診断結果からSNSでシェアできる機能を取り入れれば、自然と商品の宣伝効果が得られるケースもあります。
なかなか商品やサービスの売上が伸びない場合や、商品を宣伝する方法が思い浮かばない場合は、ぜひ診断コンテンツを制作してみると良いでしょう。
▼下記の資料は、ヒアリングを効率化させるためのヒアリングシートの作り方をステップ別に解説した資料です。ぜひご活用ください。
診断コンテンツの制作費用はどれくらい?
診断コンテンツの制作費用は、見積もる項目が多いほど高くなる傾向にあります。平均的な制作費用は、約50万円〜100万円です。
診断コンテンツの制作を依頼する際、以下のような項目について決めておく必要があります。
- 質問の数
- 診断結果の数
- 診断結果の文章量
- デザインやイラスト
もともと使用している会社のロゴやイラストなどを使用する場合は、通常よりも価格が下がる可能性があります。
一方で、診断コンテンツに用いるイラストや図表などの制作も依頼する場合は、別途費用がかかる恐れがあるので理解しておきましょう。
他にも診断結果で表示する文章も依頼すると、制作会社の中にはライティング依頼費用がかかるところもあります。
診断コンテンツ制作会社の選び方
診断コンテンツ制作会社を選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮することが重要です。以下に、選び方の詳細をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
- 目的とニーズを明確にする
- 制作会社の実績と専門性を考慮する
- 費用とコストパフォーマンスを比較する
- 制作の流れとサポート体制を比較する
- カスタマイズの柔軟性を考慮する
それぞれ解説します。
1.目的とニーズを明確にする
診断コンテンツを制作する前に、まずその目的とニーズを明確にすることが重要です。例えば、リード獲得、顧客エンゲージメントの向上、ブランド認知度の向上など、目的によって必要な機能やデザインが異なります。具体的な目標を設定することで、制作会社に対して明確な要件を伝えることができ、期待通りの成果を得やすくなります。また、ターゲットオーディエンスの特性や行動パターンを理解し、それに基づいたコンテンツを設計することも成功のポイントです。
2.制作会社の実績と専門性を考慮する
制作会社の実績と専門性を確認することは、信頼性と品質を保証するために欠かせません。過去のプロジェクトやクライアントの評価をチェックし、特に自社の業界や目的に合った実績があるかを確認しましょう。例えば、医療分野の診断コンテンツを制作する場合、その分野での経験が豊富な会社を選ぶと良いです。また、制作会社がどのような技術やツールを使用しているか、最新のトレンドに対応できるかも重要なポイントです。
3.費用とコストパフォーマンスを比較する
診断コンテンツの制作にはコストがかかりますが、その費用対効果を考慮することが重要です。複数の制作会社から見積もりを取り、提供されるサービス内容と費用を比較しましょう。安価なオプションが必ずしも最良の選択とは限らず、品質やサポート体制も考慮する必要があります。高品質なコンテンツは初期費用が高くても、長期的には高いROI(投資対効果)をもたらすことがあります。
4.制作の流れとサポート体制を比較する
制作の流れやサポート体制も、制作会社を選ぶ際の重要なポイントです。企画立案からロジック作成、テキスト・イラスト作成、デザイン・コーディング、効果測定まで、一貫したサポートを提供してくれる会社を選びましょう。また、プロジェクト管理やコミュニケーションの方法も確認し、スムーズな進行が期待できるかを評価します。特に、納期の厳守やトラブル対応の迅速さは、プロジェクトの成功に直結します。
5.カスタマイズの柔軟性を考慮する
診断コンテンツのカスタマイズがどれだけ柔軟に対応できるかも重要です。企業のブランドイメージに合わせたデザインや、特定の機能追加が可能かどうかを確認しましょう。例えば、特定のデータ収集機能や、ユーザーインターフェースのカスタマイズが必要な場合、それに対応できる制作会社を選ぶと良いです。また、将来的なアップデートや機能追加にも柔軟に対応できるかを確認することで、長期的な運用がスムーズになります。
▼下記の資料では、自社のマーケティング施策に活用できる最適な『診断体験』の作り方を5つのステップで解説しています。診断コンテンツはユーザー自身の潜在的なニーズを深掘り、自分が求めるサービスや理想像をより明確にすることが可能なため、CVRの向上や診断コンテンツを通じてLTVを向上させることが可能です。
もし今自社のサービスで診断体験を通じたユーザー獲得や認知拡大をご検討中の方は是非ご確認ください。
診断コンテンツの作り方と流れ|6ステップ
診断コンテンツの制作を依頼するとき、作り方や流れを把握しておくと良いでしょう。
ここでは、診断コンテンツの作り方と流れを6つのステップに分けて紹介します。
1.ヒアリングや事前調査
診断コンテンツの制作を依頼する際、まずはヒアリングを行います。ヒアリングを行う方法は対面がスタンダードですが、近年では感染対策のためにリモートでヒアリングを行うケースも増えています。
ヒアリングを行うときは、現在抱えている悩みや課題、診断コンテンツに関する要望、予算、希望納期などを伝えましょう。
制作会社では、ヒアリング後に自社のサイトのデータや競合について分析を行います。制作会社による事前調査を踏まえて、もう一度ヒアリングや話し合いを行うケースがほとんどです。
2.企画考案と見積もり
次に、事前調査をもとに企画を考案します。具体的には、最終的な目標やペルソナの設定、施策などを決めます。
大まかな企画が決まったら、この段階で見積もりを行うところが多いです。
ただし、見積もり後に変更点があれば、見積もり金額と最終的な制作費用が一致しない場合もあります。依頼項目が増えればその分費用がかさむので、注意しておきましょう。
3.ロジックを作成
制作会社と企画内容を共有したら、ロジックを作成します。診断コンテンツで表示したい診断結果の数などから、ロジックや形式を決めます。
診断コンテンツのロジックの種類は、主にフローチャート形式と得点形式の2種類です。
フローチャート形式とは、ユーザーの回答によって次の質問内容を変更するものです。質問数や選択肢の数が多ければ多いほど、診断結果を多く用意する必要があります。
得点形式とは、各質問の回答によって得点が付けられ、合計得点に応じて診断結果を表示するものです。診断結果を多く用意する必要がないですが、ゲーム性が感じられないデメリットがあります。
4.要件定義やスケジュール決定
要件定義では、診断コンテンツを導入する目的やどのような流れで制作するのかなど、再度制作会社と共有します。
要件定義はおろそかにせず綿密に行うことで、スムーズに制作が進みます。この段階で疑問点や改善点などがあれば、早めに相談しておくことがポイントです。
また制作工程だけではなく、スケジュールも決めます。ただ作業期間を伝えるものではなく、こちらがフィードバックを行う期間を確保する必要もあります。
5.デザインやコーディング
次に診断コンテンツのデザインやコーディングを行います。
診断コンテンツのデザインでは、見た目や使いやすさはもちろんですが、企業のサイトに合ったデザインであることが大切です。商品の購入率アップやサイトアクセス数向上などの目標に合わせてデザインを相談することもポイントです。
また検索エンジンから評価されるようなサイトを構築してもらいましょう。
6.テストと修正
診断コンテンツの制作が完了したら、最後にテストを行い必要に応じて修正します。
こちらのフィードバックを経て監修者が修正を行うケースがほとんどです。1回の修正に5営業日〜10営業日ほどかかり、監修者のスケジュール次第で長引く場合もあります。
また監修者による修正を行う際、制作会社によっては別途費用がかかる恐れがあります。さらに数百人の受験者によるテストを実施する場合にも、追加で費用が加算される場合もあるので、見積もりの際に確認しておきましょう。
診断コンテンツ導入後の流れ|3ステップ
診断コンテンツを制作して導入したあとは、しっかり運用して分析を行う必要があります。ただ導入するだけでは、診断コンテンツを導入する目標を達成できない恐れがあるので、導入後の流れを把握しておきましょう。
ここでは、診断コンテンツ導入後の流れをステップを3つに分けて紹介します。
1.診断コンテンツ運用とデータ解析
診断コンテンツを導入してからは、運用と改修を繰り返すことが大切です。
データ解析する際には、顧客獲得率やコンバージョン、アクセス数などを記録しておきましょう。これらのデータから顧客獲得率や購入率を維持できているか、向上しているかなどを確認できます。
もし解析結果から導入の効果が得られないと判断した場合には、改善点を明確にして施策を考える必要があります。
またデータ解析をするとき、資格を持った専門家に依頼することもおすすめです。診断コンテンツの制作会社の中には、専門家への依頼をオプションとして追加できるところもあります。
2.Web広告やSEO対策
診断コンテンツの導入効果を得るには、自社サイトへの導線やアクセス数を確保する必要があります。その際には、Web広告やSEO対策を行うと良いでしょう。
診断コンテンツの制作会社の中には、運用やデータ解析・改修だけではなく、制作からSEOまで一貫して対応してくれるところがあります。どのように対策を行うべきかわからない場合には、導入後の運用や対策まで行ってくれるところをおすすめします。
3.SNS運用やメルマガ配信
診断コンテンツのみでは、なかなか効果が得られない場合もあります。そのようなときには、自社のSNSアカウントを運用したり、メルマガを配信したりすると良いでしょう。
SNS運用では、コメントやDM対応を行う必要があります。他にも投稿の企画考案や投稿作業、SNSアカウントの運用分析なども行いましょう。自社スタッフの負担になる場合には、外部に業務委託することも可能です。
またメルマガ配信でもSNS運用と同じように、投稿の企画を考えたり、毎月の運用分析を行ったりする必要があります。
SNS運用もメルマガ配信も作業時間を確保する必要があるので、時間に余裕があるときにぜひ実践してください。
診断コンテンツの制作費用に関するポイント3つ
診断コンテンツを制作する際、費用についてさまざまな疑問を持っている方がいるのではないでしょうか。診断コンテンツの制作を依頼するときは、導入する前に疑問を解消しておきましょう。
ここでは、診断コンテンツの制作費用に関するポイントを3つ紹介します。
1.見積もりと最終的な費用が異なる場合がないか確認する
制作に取り掛かる前に、見積もりを行う必要があります。その際の金額と最終的な制作費用が異なる場合があるので、見積もりの際に金額の変更がないか確認しましょう。
診断コンテンツの制作会社によって、依頼できる項目やオプションの種類が異なります。見積もり後にオプションを追加できるケースもあり、制作会社を決める際にはどのようなオプションがあるか確認することも大切です。
また見積もりと最終的な費用が一致しない場合、トラブルに巻き込まれている恐れもあります。見積もりが済んだ際には、見積書を他の会社関係者に見せて妥当な金額であるかチェックしてもらうこともポイントです。
2.不満点や疑問点は見積もりの際に相談する
診断コンテンツの制作を依頼する際、不満点や疑問点があればその都度相談しましょう。
不満点や疑問点が解消されないまま制作が進んでしまうと、不満が残ったまま導入してしまうことになります。
企画考案の際には、表示したい診断結果が追加されていないか、デザインが自社サイトと合っていないか、などのポイントを確認しましょう。見積もり後に不満点を改善してもらう場合、別途費用がかかる恐れがあります。
3.事前に費用を準備しておく
診断コンテンツの制作を依頼するときは、事前に制作費用を用意しておきましょう。
制作会社の中には、見積もりの際に事前に支払いを済ませておかなくてはいけないところがあります。スムーズに制作を進めるためにも、まとまった金額を用意しておくことをおすすめします。
今すぐに費用を用意できないが導入を急いでいる場合は、見積もり金額の一部を頭金として支払えるのか確認すると良いでしょう。
診断コンテンツ作成ツール3選の制作費用
診断コンテンツを制作する際、制作会社に依頼したり、作成ツールを活用したりする方法があります。診断コンテンツの作成ツールを活用する場合は、費用対効果が十分に得られるか、求めている機能が備わっているか、などのポイントを確認しましょう。
ここでは、診断コンテンツ作成ツールの中でもおすすめの3つのツールを紹介します。
1.Interviewz
Interviewzは、導入から運用改善までサポートしてくれる作成ツールです。操作方法がとても簡単なので、診断コンテンツの制作作業について詳しくない方に適しています。
Interviewzの制作費用は、以下の通りです。
コース名 | 料金 |
---|---|
ライト | 月額30,000円 |
ベーシック | 月額75,000円 |
エンタープライズ | 要問合せ |
トライアル期間は30日間であり、全機能が使えます。
またエンタープライズの場合、設定する質問数を無制限で利用できます。ライトやベーシックと異なり、SalesforceやSpreadSheet、Calendarと連携できるのでさまざまなシーンで活用できおすすめです。
2.Judge
Judgeは、小規模の診断コンテンツなら最短10分ほどで作成できるツールです。Twitterカード設定も簡単に行えるので、SNS運用と併用して導入したい方に適しています。
Judgeの制作費用は、以下の通りです。
コース名 | 料金 |
---|---|
Starter Plan | 月額980円/1ユーザー |
Standard Plan | 月額2,800円/1ユーザー |
質問が10問まで、選択肢が30個までであれば、完全無料で制作ができます。今すぐ診断コンテンツを1つ作成したい場合は、無料プランで試しに作成して、求めている機能に合わせてグレードアップさせることもおすすめです。
3.ヨミトル
ヨミトルは、ただ診断コンテンツを作成するのではなく、導入後のデータ解析や蓄積の機能も備わっているツールです。導入してからしっかり効果を得たい方に適しています。
ヨミトルの制作費用は、スポットプラン・ライトプラン・レギュラープランの3つのプランによって異なります。詳しい費用は、見積もりをしてもらう必要があるので、気になる方はプランを選択して見積もりしてもらいましょう。
またHTML設置機能が別途20万円、PHP設置機能が30万円、診断結果画像生成が50万円などと、さまざまなオプションがあります。
まとめ
診断コンテンツの制作を依頼する際、約50万円〜100万円ほどかかります。
またヒアリングや事前調査、スケジュール調整など、制作会社と綿密に話し合いを進める必要があります。
診断コンテンツを導入してからも、ただ運用するだけではなくデータ解析や改善を繰り返すことがポイントです。
SEO対策やSNS運用、メルマガ配信などで診断コンテンツへのアクセスを促すことで、より高い効果を得られる可能性があります。
ただし、診断コンテンツを制作する際には、最終的に見積もり金額と一致しない、見積もりするときに支払いを済ませておく必要がある、などのケースがあるので把握しておきましょう。
気軽に診断コンテンツを導入したい方は、Interviewzなどの作成ツールを活用してみてはいかがでしょうか。そこで、ぜひこの機会に30日間の無料トライアルをお試しください。
Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。
• 新規お問い合わせ、相談数の向上
• ヒアリングの内容の最適化から受注率の向上
• ヒアリングコスト(人件費・タイムコスト)の削減
• 既存顧客のお問い合わせのセルフ解決(サポートコストの削減)
• サービス/プロダクトのマーケティングリサーチ
• 既存顧客、従業員のエンゲージメント向上
• データ登録負荷の軽減
• サイトにおけるユーザーの行動情報のデータ蓄積
▼Interviewz(インタビューズ)の主な活用方法
• 総合ヒアリングツール
• チャットボット
• アンケートツール
• カスタマーサポートツール
• 社内FAQツール
Interviewzの機能一覧|総合的なヒアリング活動を網羅
Interviewzでは、下記のような総合的なヒアリング活動を支援する機能を揃えております。