【コツ5選】アンケートフォームの作り方は?手順からおすすめのツールまでを紹介
- 2023/04/01
- 2024/09/01
目次
「アンケートフォームの作り方の流れが知りたい」
「アンケートフォームを作る際のおすすめツールが知りたい」
上記に当てはまる方はいませんか。
アンケートは主に市場調査や顧客満足度調査などの場面で活用されています。
新しく自社でもアンケートを実施したいという方でよくあるのが、アンケートフォームの作り方を知らないパターンです。
今回の記事では、アンケートフォームの具体的な作り方や、アンケートフォームを作る際のコツ、おすすめのツールについて解説します。
記事を最後まで読めば、初めてアンケートフォームを作る場合でも効率的にアンケートが実施できるでしょう。
ぜひ最後までお読みください。
アンケートフォームの作り方の基本|ステップ3つ
アンケートフォームの作り方を3ステップで紹介します。
アンケートフォームの作り方を知っておけば、初めてアンケートフォームを作る方も迷うことはないでしょう。
- アンケート作成のツールを選ぶ
- テンプレートを決めてアンケートフォームを作る
- アンケートフォームができたら公開方法を決める
それぞれのステップについて詳しく解説します。
1.アンケートフォーム作成のツールを選ぶ
アンケートフォームを作るにはツールを使うのがおすすめです。
ツールを活用すれば、誰でもかんたんにアンケートフォームを作れるからです。
ツールはさまざまな会社が提供しており、ツールごとに特徴が異なります。
無料体験期間が存在するツールもあるので、ツール導入に慣れていない方や、初めてアンケートフォームを作る方は試してみるのがよいでしょう。
2.テンプレートを決めてアンケートフォームを作る
ツールが決まったら、アンケートのテンプレートを決めてアンケートフォームを作ります。
ツールには、さまざまなシーンに対応するテンプレートが用意されており、テンプレートを決めてアンケートの質問を入力していくことで、アンケートフォームが作れます。
テンプレートの種類が多いツールを導入すれば、利用シーンの幅が広がるでしょう。
3.アンケートフォームができたら公開方法を決める
アンケートフォームができたら、どの媒体でアンケートを実施するか、公開方法を決める必要があります。
アンケートフォームの公開方法は主に以下のような方法があります。
- アンケートメールを送って不特定多数のユーザーに回答してもらう
- QRコードを用意して現地のユーザーに回答してもらう
- SNSを活用してユーザーをアンケートフォームに誘導する
アンケートメールを送って不特定多数のユーザーに回答してもらう場合、多くのユーザーに一斉送信できるのでアンケートを集めやすいです。
最近は迷惑メールが多いので消される可能性があるのと、すべてのユーザーが回答してくれるとは限らず、アンケートが返ってくるタイミングも比較的遅い点に注意しましょう。
店舗など現地でアンケートを実施する場合は、QRコードを使ってアンケートに回答してもらうのがおすすめです。
スマートフォンを使ってかんたんに回答してもらえる手軽さが魅力です。
QRコードを使ったアンケートの実施は、高齢者などスマートフォンを持っていないユーザーに対しては回答を集めにくいのがデメリットといえます。
最近ではSNSが急速に普及しており、不特定多数のユーザーからかんたんにアンケートを回答してもらえます。
SNS公式アカウントを活用して、アンケートフォームに誘導することで多くのアンケートを集められるでしょう。
自社サービスで利用できるクーポンなどを、アンケート回答者に配布することでユーザーにとってもメリットがあり、アンケート促進につながります。
効果的なアンケートフォームの作り方|コツ5つ
アンケートフォームの作り方について、必ず押さえておきたい5つのコツを紹介します。
コツを押さえておかないと、間違った方法でのアンケート実施や、アンケートの目的と内容がズレてしまう原因になります。
アンケートフォームの作り方のコツは以下のとおりです。
- アンケートの目的を明確にする
- アンケートの利用目的を明記する
- 個人情報の取り扱いについて明記する
- ユーザーを飽きさせないような設計のアンケートフォームを作る
- 分析機能に優れたツールを選ぶ
それぞれのコツについて詳しく解説します。
1.アンケートの目的を明確にする
アンケートフォームを作る際には、最初に必ずアンケートの目的を明確にしましょう。
具体的には、顧客満足度調査のアンケートなのか、市場調査アンケートなのか、目的を明確にします。
目的が明確になっていないままアンケートフォームを作り始めてしまうと。アンケートの目的とアンケートの内容がズレてしまい、効果的なアンケートの実施が難しくなります。
アンケートフォームを作る際には、必ず目的を明確にしてから作り始めましょう。
2.アンケートの利用目的を明記する
アンケートフォームを作る上で、ユーザーに対してアンケートの利用目的を明記しましょう。
アンケートの利用目的が明記されていないと、どのような目的でアンケートが利用されるのか不透明で、ユーザーに不信感を与えてしまいます。
アンケートフォームの最初のページに明記するのがおすすめです。
効果的なアンケートフォームを作る上で、必ず大切になるコツなので覚えておきましょう。
3.個人情報の取り扱いについて明記する
アンケートの利用目的と合わせて、個人情報の取り扱いについても必ず明記する必要があります。
最近では、個人情報の価値が高まっており、個人情報を教えたくないというユーザーも増えてきています。
個人情報が漏洩した企業のニュースなども報道されており、ユーザーの関心も高いです。
個人情報の取り扱いについて明記されていないアンケートの場合、個人情報を悪用されるのではないかという不安をユーザーに与えてしまうでしょう。
アンケートフォームを作る際には、アンケートの利用目的と合わせてアンケートフォームの最初のページに明記しておくことをおすすめします。
4.ユーザーを飽きさせないような設計のアンケートフォームを作る
アンケートを実施した際に、意識するべき点として「ユーザーに最後まで回答してもらう」ことが挙げられます。
せっかくアンケートフォームに誘導したとしても、最後まで回答してもらえなければ意味がありません。
具体的には、以下のような失敗例が挙げられます。
- 質問内容が難しい
- 質問数が多い
- アンケート全体が単調な作り
- アンケートのデザインが利用シーンに合っていない
アンケートフォームを作る際には、簡潔でなにも考えていなくても答えられるレベルを目指すのがおすすめです。
質問内容を簡潔にすることで、ユーザーはアンケート回答がしやすくなります。
また、質問数が多いとユーザーが途中で飽きて離脱してしまう原因になるでしょう。
質問数は多くても10問前後にするのがおすすめです。
アンケート全体が単調な作りにならないように、アンケートフォーム全体への工夫も欠かせません。
例えば、ツールを使って分岐式の質問を作る、アンケート内にキャラクターや画像を配置するなど、ユーザーを飽きさせないような工夫をするとよいでしょう。
利用シーンに合っていないデザインのテンプレートを選ぶと、ユーザーに不快感を与える原因につながります。
アンケートフォームを作る際には、テンプレートが豊富なツールを選ぶのがおすすめです。
5.分析機能に優れたツールを選ぶ
アンケートは、ただ実施するだけではまったく意味がありません。
アンケートを実施した後は、定期的に分析・改善する必要があります。
アンケートを分析すると聞くと、難しく感じる方もいるかもしれません。
しかし、アンケートの分析に関してもツール導入でかんたんに行なえます。
スプレッドシート連携により、アンケート結果をスプレッドシート内でグラフ化したり、分析機能に特化したツールを導入すると、かんたんに分析でき改善のアクションにつなげられるでしょう。
▼下記からは、ユーザーからの回答率の高いアンケートの作り方のコツを無料でダウンロードできます。
このサービスを活用することで、平均的なアンケートの回収率や、答えたくなるアンケートの作り方のコツなどを詳しく理解することが可能です。
自社のアンケート内容を効果的に改善したいとお考えの方は、ぜひご参照ください。
アンケートの質問の種類と効果的な配置の仕方
アンケートの質問にはいくつかの種類があり、それぞれの質問形式には特定の目的や効果があります。以下に代表的な質問の種類とその効果的な配置方法を紹介します。
アンケートの質問の種類
アンケートの質問の種類には、次の6つが挙げられます。
- 自由形式の質問
- クローズドエンド質問
- 格付け質問
- ランキング質問
- リッカート尺度(マトリックス質問)
- 多肢選択問題
それぞれ解説します。
1.自由形式の質問
自由形式の質問は、回答者が自分の言葉で自由に回答できる質問形式です。この形式は、回答者の意見や感情、詳細な説明を求める際に有効です。例えば、「この製品についてのご意見をお聞かせください」という質問です。自由形式の質問は、深い洞察を得ることができる一方で、回答の分析が時間と労力を要することがあります。
2.クローズドエンド質問
クローズドエンド質問は、回答者があらかじめ用意された選択肢から選ぶ形式の質問です。例えば、「この製品をどのくらいの頻度で使用しますか?」という質問に対して、「毎日」「週に数回」「月に数回」「ほとんど使用しない」などの選択肢を提供します。この形式は、回答の集計や分析が容易で、定量的なデータを得るのに適しています。
3.格付け質問
格付け質問は、特定の項目について評価を求める質問形式です。例えば、「この製品の品質を1から5のスケールで評価してください」という質問です。回答者は、指定されたスケールに基づいて評価を行います。この形式は、特定の要素に対する満足度や重要度を測定するのに役立ちます。
4.ランキング質問
ランキング質問は、複数の項目を順位付けする形式の質問です。例えば、「以下の機能を重要度の高い順に並べてください」という質問です。回答者は、提供された選択肢を自分の優先順位に基づいて並べ替えます。この形式は、回答者の優先順位や好みを理解するのに役立ちます。
5.リッカート尺度(マトリックス質問)
リッカート尺度は、特定の項目に対する同意度や満足度を測定するための質問形式です。例えば、「この製品に満足していますか?」という質問に対して、「非常に満足」「満足」「どちらでもない」「不満」「非常に不満」という選択肢を提供します。マトリックス質問として使用されることが多く、複数の項目を一度に評価するのに便利です。
6.多肢選択問題
多肢選択問題は、複数の選択肢から一つまたは複数の回答を選ぶ形式の質問です。例えば、「この製品の購入理由を選んでください」という質問に対して、「価格」「品質」「デザイン」「ブランド」などの選択肢を提供します。この形式は、特定の要因や理由を特定するのに適しています。
質問の効果的な配置の仕方
質問の効果的な配置の仕方には、次の5つが挙げられます。
- 簡単な質問から始める
- 関連する質問をまとめる
- 重要な質問を前半に配置する
- 自由形式の質問は最後にする
- 質問の流れを自然にする
それぞれ解説します。
1.簡単な質問から始める
アンケートの最初に簡単な質問を配置することで、回答者がリラックスしてアンケートに取り組むことができます。例えば、基本的なデモグラフィック情報や簡単な選択肢質問を最初に配置することで、回答者がアンケートの流れに慣れることができます。これにより、回答率が向上し、回答者が途中で離脱するリスクを減少させることが可能です。
2.関連する質問をまとめる
関連する質問をグループ化することで、回答者が一貫した思考プロセスを維持しやすくなります。例えば、製品の使用頻度に関する質問を一つのセクションにまとめ、その後に製品の満足度に関する質問を配置することで、回答者が混乱せずに回答を続けることが可能です。この方法は、回答の質を向上させるとともに、アンケート全体の構造を明確にします。
3.重要な質問を前半に配置する
アンケートの前半に重要な質問を配置することで、回答者が集中力を持って回答する可能性が高くなります。特に長いアンケートの場合、後半になると回答者の集中力が低下することがあります。そのため、最も重要なデータを収集するための質問は、回答者がまだ新鮮な状態である前半に配置することが効果的です。
4.自由形式の質問は最後にする
自由形式の質問は、回答者にとって時間と労力がかかるため、アンケートの最後に配置するのが一般的です。これにより、回答者がアンケートの途中で疲れてしまうことを防ぎ、全体の回答率を向上させることができます。また、自由形式の質問は、回答者がアンケート全体を通じて考えたことを総括する機会を提供します。
5.質問の流れを自然にする
質問の流れを自然にすることで、回答者がスムーズにアンケートを進めることができます。例えば、論理的な順序で質問を配置し、前の質問の回答が次の質問に関連するようにすることが重要です。これにより、回答者が一貫した思考プロセスを維持しやすくなり、回答の質が向上します。
これらの配置方法を組み合わせることで、アンケートの効果を最大化し、回答者から有益なデータを収集することができます。
効果的なアンケートフォームを作る際におすすめのツール5選
効果的なアンケートフォームを作る際におすすめのツールを5つ紹介します。
各ツールの比較表を作成しました。
サービス名 | 料金 | 公式サイト |
---|---|---|
Interviewz | 30,000円/月〜※無料期間あり | https://www.interviewz.io/ |
Questant | 50,000円/年(税別)〜※無料プランあり | https://questant.jp/ |
formrun | 3,880円/月(税別)〜※無料プランあり | https://form.run/home |
kintone | 780円/月〜 | https://kintone.cybozu.co.jp/ |
SPYRAL | 初期費用100,000円+50,000円/月〜 | https://www.pi-pe.co.jp/spiral-series/spiral-suite/ |
それぞれのツールの特徴について詳しく解説します。
Interviewz
Interviewzは、外部サービス連携に優れたツールです。
Interviewzの特徴は以下のとおりです。
- シンプルな管理画面で誰でもかんたんに導入できる
- 分岐式の質問やキャラクターの設置ができるカスタマイズ性の高さ
- 外部サービス連携を活用してさまざまなアクションができる
Interviewzは、誰でも簡単に導入できる直感的なユーザーインターフェースが特徴です。
分岐式の質問や、アンケート画面にキャラクターの設置ができるカスタマイズ性の高さが魅力です。
外部サービス連携に優れており、スプレッドシート連携で複数メンバー間で分析できたり、Salesforce連携で営業活動のアクションにつなげられます。
無料体験期間があり、無料体験期間中は全機能が利用できるので、ツール選びに迷っている方はお試しで導入することをおすすめします。
Questant
Questantは、ネットリサーチ大手のマクロミルが開発したツールです。
Questantの特徴は以下のとおりです。
- 70種類以上の豊富なテンプレートでシーンに合わせて最適なデザインにできる
- グラフデザインを変更したり、見やすく変更でき分析機能に優れている
- 上位プランでは専用のデータ集計ツールが利用できる
Questantは、ネットリサーチ大手の企業が開発したこともあり、アンケートフォーム作成や分析に特化しているのが特徴です。
70種類以上のテンプレートから、利用したいシーンに合わせて最適なデザインのものを選べます。
アンケート回答結果はグラフで表示でき、グラフデザインの変更など見やすくする機能も搭載されています。
Questantは複数ユーザー機能には対応していませんが、スプレッドシート連携により複数メンバーで分析も可能です。
また、上位プランでは専用のデータ集計ツール【QuickCross】が利用できます。
複雑な分析方法を行う場合にとくにおすすめのツールです。
formrun
formrunは、低コストで機能性の高いツールです。
formrunの特徴は以下のとおりです。
- 他のツールと比較して低コストで導入できる
- テンプレートを選んでクリックするだけでアンケートフォームが作れる
- アンケートフォームの作成からメール対応までformrunで一元化できる
formrunは、3,880円/月(税別)〜と、他のツールと比較しても低コストで導入できる点が魅力です。
40種類以上のテンプレートが用意されており、テンプレートを選んでクリックするだけでかんたんにアンケートフォームが作成できます。
また、アンケートフォームの作成だけでなく、問い合わせのメール対応などもすべてformrun上で一元化できるのでおすすめです。
kintone
kintoneは、ソフトウェア開発大手のサイボウズが提供しているビジネスプラットフォームです。
kintoneの特徴は以下のとおりです。
- 有料のツールの中では最安級
- ドラッグ&ドロップで直感的にアンケートフォームが作れる
- アクセス制限などセキュリティ対策も万全
kintoneは、780円/月〜と有料のツールの中では最安級の低コストで導入できます。
使い方に関しても、ドラッグ&ドロップで直感的なアンケートフォーム作成が可能です。
セキュリティ対策にも力を入れており、別料金がかかりますがアクセス制限がかけられるオプションが用意されているので、クロス集計などユーザーの属性を調査する場合にもおすすめです。
SPYRAL
SPYRALは、官公庁や金融機関でも導入実績があるツールです。
SPYRALの特徴は以下のとおりです。
- 専門知識不要でアンケートフォームを作れる
- HTMLを活用してデザインのカスタマイズが可能
- 堅牢なセキュリティ性で個人情報の取得も安心
SPYRALは、官公庁や金融機関でも導入実績があり、難しく感じる方もいるかもしれません。
しかし、実際は専門知識不要で、誰でもかんたんに利用ができる操作性の高さが特徴です。
HTMLの知識を持っている方は、デザインを自由自在にカスタマイズできます。
官公庁や金融機関で導入実績がある堅牢なセキュリティ性が魅力で、詳細な個人情報やユーザーの属性を分析したい場合におすすめのツールです。
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まとめ
今回の記事では、アンケートフォームの作り方の手順や、アンケートフォームの作り方のコツについて紹介しました。
アンケートフォームを作る際のコツは以下のとおりです。
- アンケートの目的を明確にする
- アンケートの利用目的を明記する
- 個人情報の取り扱いについて明記する
- ユーザーを飽きさせない設計の設計のアンケートフォームを作る
- 分析機能に優れたツールを選ぶ
アンケートフォームの作成にはツールの活用がおすすめです。
ツールを活用することで、アンケートフォームをかんたんに作成できるだけでなく、ユーザが最後まで回答してくれる工夫ができます。アンケート結果はツール上で分析したり、スプレッドシート連携で複数メンバー間の分析が可能です。
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• アンケートツール
• カスタマーサポートツール
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