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お問い合わせフォームの改善項目9選|CVRを高める秘訣

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目次

お問い合せフォームは、商品やサービスのコンバージョンポイントとして重要な役割を果たします。

しかし、お問い合わせフォームが使いにくいなどの問題点があれば、流入した顧客離脱の可能性が上がってしまうため、改善が必要です。

当記事では、お問合せフォームのCVRを上げる方法を事例とともにご紹介します。「お問い合わせフォームのCVRを高めたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

お問い合わせフォームの項目を最適化すべき理由

お問い合わせ項目を改善すべき理由は、フォームが不便だと、ユーザーの離脱に繋がってしまうためです。ユーザーが不便と感じる原因は、項目が多い傾向にあります。

実際に、C-NAPSが実施した入力フォームに関するアンケートでは、問い合わせ・商品の購入・会員登録などにおいて、全体の86%以上が「よくストレスを感じる」「たまにストレスを感じる」という回答結果になりました。

特に、「入力項目が多かった」「何度もエラーになった」という要因がストレスになりやすいため、主に「入力項目を最小限に減らし、エラーの発生を抑える仕組みを工夫すること」が改善ポイントとなるでしょう。

お問い合わせフォームの項目を改善する3つのメリット

お問い合わせフォームの項目を改善すると得られるメリットは3つあります。

  • 離脱率を下げられる
  • 成約率を上げられる
  • すぐに効果を得やすい

 

ここでは、それぞれのメリットについて解説します。

1. 離脱率を下げられる

お問い合わせフォームの項目を改善すると、ユーザーが離脱する確率を下げられる可能性があります。

また、お問い合わせフォームの項目を入力するまでの時間が約80秒以上かかると、「項目数が多い」と判断されます。ユーザーが入力途中で離脱してしまう恐れがあるので、約80秒以内で入力できるように項目を改善すると良いでしょう。

ちなみに、コンバージョン率が高いと言われている項目数は、3つです。最低限必要な情報のみを入力してもらえるように、項目を3つ前後に調節するのもポイントです。

2. 成約率を上げられる

お問い合わせフォームの項目を改善して離脱率を下げることで、結果的に成約率を上げられる可能性があります。

入力する項目数が少なかったり、住所や電話番号などの個人情報の入力欄を減らしたりすると、最後まで入力してくれるユーザーが増えるでしょう。

ユーザーにとって、問い合わせしやすい環境に整えるのが大切です。

また、資料請求に関するお問い合わせフォームを改善すると、自社商品やサービスの利用者数が増える可能性があります。新規顧客の獲得率や売上のアップにもつながるでしょう。

3. すぐに効果が得やすい

お問い合わせフォームによる効果が得られない場合、改善を行うとすぐに効果が得られる可能性があります。項目を改善するだけで成約数の向上や離脱率の低下につながるので、売上が低下していると悩んでいる場合はお問い合わせフォームの項目を改善すると良いでしょう。

また、お問い合わせフォームの項目を改善する際、少ない工数で修正できるので、大きな手間がかかりません。

一方でお問い合わせフォームの項目を改善しても効果が得られない場合は、さらに改善する必要があると判断できます。定期的に分析するのも大切です。

お問い合わせフォームの項目例

お問い合わせフォームを設置する前に、どのような項目を配置するのか決めておくとスムーズに設置できるでしょう。一般的にどのような項目があるのか、いくつか例を紹介します。

  • お問い合わせ内容の種類や詳細
  • 氏名
  • 性別
  • 生年月日
  • 郵便番号
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 職業
  • 会社名
  • 部署
  • その他の質問や要望
  • 個人情報に関する同意文のチェック欄

 

お問い合わせ内容の種類は、選択式でチェックできる仕組みを作っておくと、ユーザーがわざわざ入力する手間を省けます。

それとともに、お問い合わせ内容の種類やカテゴリを見て、すぐに対応すべきかを見極めることができ、作業の効率化もはかれるでしょう。

また、お問い合わせ内容の種類を選択式にする場合は、細かく分けすぎるとユーザーが迷ってしまう原因になるので、よくある質問をカテゴリ別に分けるのをおすすめします。

個人情報の同意文の書き方

個人情報に関する同意文は、お問い合わせフォームの項目に欠かせないといっても過言ではありません。ユーザーが文章を確認した際、チェックボックスをクリックまたはタップしなければ、次に進めないケースがほとんどです。

個人情報に関する同意文を設けるとき、どのように文章を作成すべきかわからない方もいるでしょう。ここで注意すべきなのは、「個人情報の保護に関する法律」の「第四章 個人情報取扱事業者の義務等」に記載されている「第一節 個人情報取扱事業者の義務」に準じているかです。

個人情報の同意文には、最低限「個人情報の利用目的」と「個人情報の取り扱い」の2項目を設けましょう。文章の最後には、個人情報に関する問い合わせができるように、連絡先も記載しておくことをおすすめします。

お問い合わせフォームCVRの目安とは?平均値を解説

そもそもCVRとは、コンバージョン率(Conversion Rate)の略称で、サイトやページを訪れたユーザーが成果地点に到達する確率を測る指標のことです。WEBページの目標を設定する上で重要なマーケティング指標となります。

例えば、資料請求をWEBページの成果地点としている場合、訪れたユーザーから資料請求を行ったユーザー数の割合がコンバージョン率(CVR)です。

CVRは、一概に目安や平均となる値はありません。業界や商材によって異なり、商材の価格や取り扱うブランドによって差が生まれます。

自社業界のコンバージョン平均値が知りたい場合は、同じ業界の似たオウンドメディアの事例を参考にするケースもあります。広告の場合は代理店にCVRが高い事例を聞いたりするのがおすすめです。

CVRの計算式

CVRの求め方は下記の計算式で求められます。

CVR=コンバージョン数÷(サイトへの訪問数)×100(%)

例えば1000件セッションで10件のコンバージョンを獲得した場合のCVRは1%となります。計算式は10件(コンバージョン数)÷1000件(サイト訪問数)×100=1(CVR)です。母数とコンバージョンの定義を何に定めるかによってCVRは変わってくるので、指標とするCVRの明確化が重要です。

CVRの業界別平均値を紹介

CVRは各業界・商材によって平均値が大きく異なります。現在自分が扱っている商品やサービスにあてはまる業界の平均CVRを確認して改善の参考にしましょう。

業界 平均CVR
アパレル/ファッション&ジュエリー 3.6%
自動車一般販売中 6.5%
美容&パーソナルケア 7.7%
ビジネスパートナー 6.7%
教育と指導 6.1%
金融と保険 5.5%
ヘルス&フィットネス 10.3%
不動産 3.9%
旅行 6.0%
ショッピング、収集品、ギフト 6.7%

お問い合わせフォームのよくある5つの離脱理由

お問合せフォームの入力まで辿り着いたとしても脱落するユーザーが一定割合存在します。「入力方法が分からない」「最後まで入力したのにエラーになった」など脱落の理由は様々です。

お問い合わせフォームの離脱率が下がればCVRも上がります。お問い合わせフォームの離脱を減らすためにもよくある脱落理由を5つご紹介します。

1.入力項目が多い

お問い合わせの入力項目が必要以上に多い場合、「時間がかかりそう」「面倒くさい」などネガティブな印象をユーザーに与えてしまい離脱に繋がります。

内容のタブや任意入力でも不必要な入力項目がないか確認しましょう。入力項目を減らせない場合は項目の間隔を広めにとり、目に優しく疲れにくい色にするなど工夫が必要です。

2.バグが発生している

お問合せフォームの入力中にバグが発生し、最後まで完了できずに離脱するケースが多く見受けられます。

例えば、多くの項目を入力した際にバグが発生したせいで、もう一度入力してもらうことはユーザーにとって大きなストレスになります。

お問合せフォームをリリースする際はテスト期間を設け、入力バグが起こらないかの確認作業が必要です。

3.ユーザーのデバイスに最適化されていない

お問合せフォームの離脱理由にデバイスが最適化されていないケースがあります。

お問い合わせの入力ページはスマートフォンも対応可能なシステムを取り入れることが求められます。スマートフォン未対応サイトの場合は文字が小さく見づらいことやフォーム入力枠の小ささなどユーザーのストレスに繋がる問題点が多くあります。

ストレスを軽減させる為には、スマートフォンで入力しやすくする工夫が必要です。

4.フォームの入力が半角、全角の指定がある

お問合せフォーム入力の際に半角・全角の指定がある場合、誤って入力してしまうと訂正する必要があります。小さい後戻り作業が増えると、再入力してもらえる確率が下がります。

一般的に使われる様式には、対応しておくことで離脱率を下げる事ができます。

5.入力の誤操作によって離脱している

お問合せフォーム入力中に誤って前の画面に戻ってしまう事があります。同じ内容の入力はユーザーに大きなストレスを与えることになり、離脱してしまう場合があります。

誤った離脱を防止するために確認ダイアログの設定を行うことが重要です。戻るボタンやブラウザバックをしてしまった際に、「ページに移動してもよろしいですか?」と注意を表示する仕組みです。ブラウザ側に用意されている機能なので簡単に設定が可能です。

お問い合わせフォームの離脱に悩まれている方は、ヒアリングツールInterviewz(インタビューズ)の利用を検討してはいかがでしょうか。詳細は以下の資料をご参考ください。

お問い合わせフォームで改善すべき項目10選

お問合せフォームの改善項目を10つご紹介します。お問合せフォームの改善は、ユーザーの入力作業等にかかるストレス軽減になります。

1.入力項目を最小限に抑える

お問合せフォームを改善するには入力項目を適切な数にすることが大切です。ユーザー自身に入力してもらう項目をできる限り少なくすることでストレスの少ないフォームになります。

離脱率を改善するためにはユーザーが回答しやすい内容とともに、ストレスの少ない内容の改善が求められます。

2.入力の進捗状況を分かりやすくする

お問合せフォームを改善するには入力の進捗をユーザーにわかるような表示にすることも効果的です。

フォームの入力を進めている際、ユーザーは入力工数の目安が分からないと不安になります。

ユーザーは残りの項目数を可視化することによって、ユーザーに達成感を与えるのと同時にもう少しで終わるという気持ちになってもらい入力完了を促すことが可能となります。

3.デバイスの最適化をする

お問合せフォームを改善するにはデバイスの最適化が必要です。

ラジオボタンやチェックボックスをタップする際、タップ領域を広くすることで操作しやすくなります。タブレットやパソコンで入力するユーザーも多いですが、手軽に入力できる方がユーザーの離脱率も下がります。

スマートフォンで対応ができていない場合は入力し忘れるケースもあります。

4.エラーをリアルタイムで表示する

お問合せフォームを改善するにはエラーが発生した時の表示を分かりやすくする必要があります。

送信ボタンを押した後に入力エラーが発生した際に、最初の最初のページに戻るといった仕様の場合は離脱の原因になります。

入力エラーが発生した場合はアラートを上げる仕組みを取り入れることで離脱の防止に繋がるでしょう。入力エラーの指摘によりCVRの向上も見込めます。

5.補助入力機能を入れる

お問合せフォームを改善するには補助入力機能を入れることで送信率の向上が見込めます。ユーザーが正しい内容を入力しやすいように以下のような機能がおすすめです。

  • 入力前の空欄には例文を表示させる
  • ユーザーが入力し始めたら消える
  • 項目の入力が完了した時点でエラー表示
  • 住所を自動入力にする

6.フォーム付近に不要なリンクを設置しない

お問合せフォームを改善するには、フォーム内に余計なリンクを貼らないことが重要です。必要でないリンクが目の付く配置にあると気が散るので離脱に繋がります。

できる限りシンプルにデザインを設計し、お問合せ内容の入力に集中しやすいページの改善が求められます。

フォーム付近の不要リンクは誤ってクリックして離脱するユーザーが増えてしまったり、誤ったリンクからユーザーが戻って来たとしても入力した内容が消えてる可能性もあります。

特にスマホの場合は文字が見にくいため、誤って別サイトに移動してしまう事が多いので注意が必要です。

7.プライバシーポリシーを分かりやすい場所に設置する

お問合せフォームの改善はプライバシーポリシーの表示を目に入りやすい箇所に設置する必要があります。お問い合わせフォームのほとんどが個人情報の入力が必要です。

個人情報が適切に管理されているのかを気にするユーザーも少なくありません。入力項目に個人情報保護等の記載があれば、離脱率の低下に繋がります。

ページを戻ってプライバシーポリシーの確認などの行動は離脱率にも繋がるので、記載の際は記載場所に注意が必要です。

8.項目に「必須」か「任意」かを明記する

問い合わせフォームの項目の中に、入力または選択すべき項目がない場合は、必須か任意かを明記すると良いでしょう。すると、必須項目がどれなのかをひと目で判別しやすく、入力する時間を短縮できます。

また、必須項目を判別しやすいように、赤文字などで目立ちやすく工夫するのをおすすめします。入力し忘れやエラーを防げるので、エラーなどによる入力をし直す手間が少しでも省けるでしょう。

9.入力例を記載する

お問い合わせフォームの各項目に入力例を記載しておくと、どのように入力すべきかわからない方の離脱率の低下につながるでしょう。

例えば、苗字と名前の間にはスペースが必要か、電話番号にはハイフンを入力すべきか、などのポイントを記載するのもおすすめです。ユーザーの入力による手間を少しでも省けるように、スペースやハイフンを除去するのもポイントです。

入力例は、各項目の中に薄い文字で表記しておき、欄をクリックまたは文字入力が開始するとともに入力例が消える仕組みにしましょう。

10.入力項目を分割させすぎない

入力項目を分割させすぎないことも大切です。たとえば、電話番号の入力項目をを1枠ではなく3枠にしてしまうと、ユーザーが何度もタップする手間を与えてしまいます。

なるべく分割させないような入力項目になるよう工夫しましょう。

お問い合せフォームの成果を高める3つのポイント

ここでは、お問い合せフォームを改善し、成果を高めるための3つのポイントを解説します。お問い合せフォームの改善で注意すべきポイントは、次の3つです。

  • 入力項目をシンプルにする
  • ストレスなく入力できる環境を整備する
  • お問い合せフォームにたどり着きやすい導線にする

それぞれ解説します。

入力項目をシンプルにする

入力項目については、できるだけシンプルにするのが基本です。そこで、まず自社のお問い合せフォームを見直す場合は、入力する項目数に着目しましょう。

一般的に、お問い合せフォームの項目数が多いほどフォームの通過率が下がると言われています。そのため入力項目を減らす際は、最低限どの項目を聞きくべきかを明確にして、どんどん不必要な項目を削除するのがおすすめです。

そして、ユーザーの検討段階に応じて、その都度適切なお問い合せフォームに改善していきましょう。

例えばBtoB事業者の場合は、次のような検討段階別にお問い合せフォームを構築していきます。

【興味関心の段階】
興味関心とは、見込み顧客が自社の企業やサービスに興味を持った段階となります。この段階におけるアクションとしては、メルマガ登録や無料セミナーの申込など、顧客の費用負担が少ない潜在顧客の段階です。

このような段階では、お問い合せフォームの項目を「会社名」や「メールアドレス」といった最低限の入力項目にしておき、時間をかけて顧客へとナーチャリングしていく方法を取るのが一般的です。

【比較検討の段階】
比較検討の段階では、顧客の興味が強まり、具体的にサービスの導入を検討をし始めている段階です。そのため、料金表やサービス資料などのダウンロードが行われやすいタイミングといえます。

この段階では「興味関心」段階よりも具体的な入力項目として、担当者名前や部署名などを聞くと良いでしょう。

【問い合わせの段階】
問い合わせの段階までくると、潜在顧客が見込み顧客へと変わり、より具体的にサービスに対する魅力を感じています。ここでは担当者が「この会社に相談してみたい」と考えている段階です。そこでお問い合せフォームの項目については、会社の規模や役職など、営業担当者が対話を行う上で必要となる項目も追加していきます。

ただし、あまりにも項目数が多ければ、この段階でも離脱されやすくなる可能性があります。顧客から聞き出す項目はあくまで必要な項目に留め、ヒアリングの際に聞いて問題のない内容はできるだけ省くのが基本です。

ストレスなく入力できる環境を整備する

お問い合せフォームを構築する際は、ユーザーがストレスなく入力できるように整備することが重要となります。

以下では、代表的な改善ポイント3つを紹介します。

・郵便番号を入力するだけで「住所」の大半が自動入力される
・入力完了までに必要な工数を自動表示させる
・入力エラーがあるときに、エラーの内容や箇所がすぐにわかる

上記のような機能を使うことで、潜在顧客や見込み顧客を優良顧客へと導くことができるでしょう。

お問い合せフォームにたどり着きやすい導線にする

お問い合せフォームを改善することは重要な作業の1つですが、そもそも顧客がお問い合せフォームまでたどり着かなければ、どんなに良いフォームを構築しても意味がありません。

そこで自社の複数のWebサイトの分析を行い、リードがお問い合せフォームまで到達する確率の高いページの特徴を確認してみましょう。このときに、お問い合せフォームまでスムーズにたどり着いているWebページの導線をチェックし、確率の悪いWebページと比較しながら改善することが重要です。

特にしっかりと確認すべきポイントは、問い合わせや資料請求などの「アクション」を促す「CTAボタン」です。

CTAボタンについては、次の2つのポイントに注意します。

  • CTAボタンの位置
  • CTAボタンの誘導文

それぞれ解説します。

CTAボタンの位置

CTAボタンを設置する位置は、顧客を誘導する導線として非常に重要です。そこで、下記の点を確認しましょう。

  • ファーストビューにCTAボタンがあるか
  • PCやスマホなど、デバイスによって表示位置が使いにくくなっていないか
  • LPが長い場合は、途中の適切な位置で複数のCTAボタンを設置できているか

CTAボタンの誘導文

CTAボタンは、設置する位置だけでなく、誘導する文章の内容も重要となります。そこで「ユーザーが行動したくなる誘導文かどうか」を確認しましょう。

  • CTAの誘導文が分かりやすい内容となっているか
  • リードが行動したくなる表現かどうか

また誘導文だけでなく、CTAボタンを目立たせたいばかりに奇抜すぎる色を採用すると、かえって逆効果になる場合があります。また地味すぎて目立たないのも問題です。

そこで自社のWebサイトのイメージに即したカラーを選択したり、ABテストを行うなど、最適なCTAボタンの設置を目指しましょう。

ただし、EFOやCTAの改善だけに注力しすぎて、肝心のWebサイトやLPへの集客が疎かになってしまうのは最も危険です。そこで、EFOだけでなくSEO対策も忘れずに並行し、Webサイト全体の完成度の向上を目指すことが大切です。

お問い合わせフォームの項目改善の事例8選

お問い合わせフォームは、さまざまな企業で導入しています。お問い合わせフォームの作成を検討している方は、まず他の企業のお問い合わせフォームを参考にすると良いでしょう。

ここでは、参考にすべきフォームを8つ紹介します。

1.LIFELL 引っ越し

LIFELL引っ越しは、株式会社LIFULLが提供している引っ越し業者です。公式サイトでは、郵便番号と引っ越し人数を入力するだけで、引っ越し費用を見積もることが可能です。

お問い合わせフォームには、大きく分けて現在の住まい、引越し先の住まい、引越し人数や予定日、個人情報の項目が設けられています。

現在や引越し先の住まいについて入力する項目では、郵便番号を入力するだけで番地の手前まで自動入力されます。

他にも、任意項目か必須項目かが表示されていたり画面右下には残りの項目数が表示されていたりします。最低限入力すべき項目はどれか、後どれくらいですべての項目を埋められるのか、などがひと目で確認できるようになります。

2.GORILLA EFO

GORILLAEFOは、EFO対策を目的にサービスを提供しているEFOツールです。お問い合わせフォームの改善に効果的な機能が多く備えられているだけではなく、お手頃な費用も魅力の一つです。

お問い合わせフォームには、9つの項目が設けられています。項目内容は、会社名や氏名、メールアドレス、電話番号、導入予定サイトなどです。ほとんどが必須項目であり、最低限の項目数を設けていると捉えられます。

また、右上には電話番号が記載されているので、お問い合わせフォームの入力途中で電話での問い合わせに切り替えやすいでしょう。

3.Shinoken

Shinokenは、不動産投資セミナーや無料相談会などで経営のサポートをするサービスです。他にも、アパート経営におすすめの商品のラインナップや、アパート経営に関するコンテンツを提供しています。

お問い合わせフォームには、個人情報やセミナー参加希望日、無料個別相談会参加希望日時などの項目があります。

未入力の項目があるのにも関わらず次へ進もうとすると、「〇〇を入力してください」と注意書きのようなものが表示されます。そのため、エラーが原因で離脱するのを少しでも抑えられるでしょう。

また各項目の入力が完了すると、各項目に「OK」と青文字で表示されます。

4.auじぶん銀行株式会社

auじぶん銀行株式会社は、auじぶん銀行というネット銀行を運営している企業です。各コンビニのATMで24時間365日利用できる点は魅力的です。

お問い合わせフォームには、大きく分けて個人情報と問い合わせ内容の2つの項目が設けられています。個人情報の項目では、氏名、口座の有無、メールアドレス、電話番号を入力します。

必須項目には「※」が表示されているので、入力を急いでいる方の離脱を防止できると考えられるでしょう。また氏名は漢字のみを入力すれば良い点や、電話番号が任意項目であるという点から、ユーザーの入力の際にかかる負担を軽減できます。

5.kewpie

kewpieは、キューピーマヨネーズをはじめとするさまざまな商品を販売する企業です。公式サイトには、kewpieの商品を使ったレシピが掲載されています。

お問い合わせフォームは、お問い合わせ内容と個人情報を入力する項目に分かれています。

お問い合わせ内容の項目内容は、お問い合わせの種類・件名・お問い合わせ内容の3つです。お問い合わせの種類の項目では、商品や販売店についてのお問い合わせと、その他のお問い合わせの2つの選択肢が設けられています。

また、個人情報の項目では、氏名・ふりがな・メールアドレスが必須項目となっています。年齢や性別、住所などは任意項目となっており、必須項目と任意項目の見分けがつきやすいように色で分けられています。

6.コマニー株式会社

コマニー株式会社は、医療施設向け木製ドアや個室ワークブースなどの提供など、さまざまな事業を行っている企業です。他にも、ユニバーサルデザインへの取り組みやエコクリーンルームの提供も行っています。

お問い合わせフォームに設けられているお問合せ内容の項目では、何に関する問い合わせ内容なのかカテゴリから選択できます。カテゴリや選択肢などを設けることで、ユーザーが手入力する手間が省け、企業側にとってもすぐに対応すべき問い合わせなのか見分けられるでしょう。

また、個人情報を入力する各項目には、入力例が記載されています。「例)〇〇」という形で掲載されています。

郵便番号がわからない方に向けて、すぐに日本郵便の郵便番号検索にアクセスできるように項目下にリンクが貼ってあります。

7.エックスサーバー株式会社

エックスサーバー株式会社は、エックスサーバーというレンタルサーバーを提供している企業です。サーバーの他にドメインも扱っており、ネットビジネスをはじめる上で欠かせないサービスだという方もいるでしょう。

お問い合わせフォームには、エックスサーバーのアカウント情報や氏名、件名、URL、内容などの項目が設けられています。URLの項目を設けることで、問い合わせ内容を証明する材料の一つとしてURLを提供できるようになるでしょう。

また、問い合わせ内容をチャットでやり取りすることも可能です。電話での問い合わせを検討する方に向けて、混みやすい曜日や時間帯も案内しています。

8.ヤマト運輸株式会社

ヤマト運輸株式会社は、宅配サービスや引越しサービスを提供している企業です。日本国内だけではなく、海外引越しサービスも提供しています。

お問い合わせフォームでは、お問い合わせ内容を大カテゴリーと小カテゴリーから選択できるので、どのような書き方で問い合わせたら良いかわからないユーザーの負担を軽減できるでしょう。

また伝票番号や郵便番号の項目では、「ハイフンなしで入力してください」と記載されています。わざわざハイフンを後から削除する手間が省けます。

問い合わせフォームの冒頭では、「朝8時~夜7時まで拝見しております。夜7時以降に頂いた問合せは、翌日以降の対応になる場合がございます」と記載されています。どれくらいで返信が届くのかユーザーに認識してもらうことで、対応が遅いというクレームを少しでも軽減できるでしょう。

お問い合わせフォーム改善に便利なツール2選

お問合せフォームの改善はツールを導入によって、ユーザー閲覧数や興味のあるものサイト内でユーザー行動の把握ができます。今回はお問合せフォーム改善に便利なツールをご紹介します。

1.Googleアナリティクス

お問合せフォームの改善ツールにGoogleアナリティクスが挙げられます。

Googleアナリティクスを活用して確認を行うことでサイトの特徴、現状の問題点や強みを洗い出し、今後のWEBサイト運営の方向性を明確にできます。クリックの多い広告効果の比較は、広告戦略立案に欠かせません。

人気を集めるコンテンツや商品が分かればクリックしやすい位置に変更するなどWebサイト設計に活用可能です。頻繁にWebサイトを訪れる人の年齢、性別・趣味などが分かれば、ターゲット層に向けた効果的なマーケティング施策の実施が可能となります。

無料で使用可能なので導入しておいて損はありません。一方無料で使えるツールなので使いづらい一面もあります。

2.ヒートマップツール

お問合せフォームの改善ツールにはヒートマップツールもおすすめです。

ヒートマップツールはWEBサイトの各ページでユーザーの行動を分かりやすく色で表示するツールになります。数値ではなく色の表現を能とするため専門知識がなくても簡単にユーザーの行動詳細が把握できます。

アクセス分析ツールと異なり、ページ内でのユーザーの細かい動きが把握できます。ユーザーの動きが把握できるのでホームページの運用・リニューアルなどに活用が期待できます。

ヒートアップにもいくつかの種類があります。

  • アテンションヒートマップ
    ユーザーに熟読されている部分から、ユーザーの興味、関心が分かる。
  • スクロールヒートマップ
    ページがどこまで読了されているか(=ユーザーがどこで離脱しているか)が分かる。
  • クリックヒートマップ
    どこがクリックされているかが分かる。
  • マウスフローヒートマップ
    マウスの動きから、ユーザーが興味を持っている箇所が分かる。基本的にPCからのデーター取得のみのため、スマホユーザーの行動については正確なデータが取れない。

ヒートマップはツールごとに多様な機能が搭載されています。

ただし、多くのツールに共通している便利な機能は以下の2つが挙げられます。

  • マルチデバイス対応
    デバイスの種類ごとにユーザー行動のセグメントが可能です。同じURLでもデバイスによってデザインが変わるレスポンシブデザインで構築されたサイトには必須の機能です。
  • CVユーザーセグメント機能
    CVに至ったユーザーとそうでないユーザーの行動をセグメントできる。申し込みしたユーザー行動を元に導線や構成の見直しに役立つ。

お問い合わせフォームの項目を自由に設定できるおすすめツール5選

お問い合わせフォームの項目を改善する際、運営側が操作しやすいツールを選ぶのがポイントです。ここでは、お問い合わせフォームの項目を自由に設定できるツールを5つ紹介します。

1.Interviewz(インタビューズ)

Interviewzは、質問に対してワンタップで直感的に回答できる診断型ヒアリング/カスタマーサポートツールです。

カスタマーサポートツールとして利用でき、問い合わせ前の解決を目指すことで、問い合わせ数を削減できます。

診断回答結果を収集することで、ユーザーの状態をより正確に把握することができるでしょう。

さらに、問い合わせ対応にかかるコストが大幅に削減できるので、カスタマースタッフの負担も軽減させられます。

プラン 料金 特徴
トライアル 無料

プロジェクト数:2個まで

記事数、質問数:15個まで

フロー数:5個まで

ライト 月額30,000円

プロジェクト数:2個まで

記事数、質問数:15個まで

フロー数:5個まで

ベーシック 月額75,000円

プロジェクト数:4個まで

記事数:40個まで

質問数:30個まで

フロー数:7個まで

エンタープライズ 要問合せ

記事数、質問数、フロー数:無制限

全機能利用可能

 

2.formrun(フォームラン)

formrun(フォームラン)は、お問い合わせフォームを設置する上で専門的な知識がなくても、イメージに合ったお問い合わせフォームが作れるツールです。簡単に項目を設定できるだけではなく、必須か任意かの表示もできます。

また、WordPressへ埋め込む際には、コピペのみで簡単に設置が可能です。他にも、問い合わせ対応の進捗管理や顧客対応ができ、未対応・対応中・対応完了などのステータス別に管理ができます。

プランは、全てで4種類扱っています。

プラン 料金 特徴
FREE 無料

・期限なしで無料

・月10通まで個別メールの送信が可能

BEGINNER 月額3,880円

・送付ファイルの保存容量が5GBまで

・formrunクレジット非表示

STARTER 月額12,980円

・50個までフォームを作成できる

・一斉メール送信ができる

PROFESSIONAL 月額25,800円

・フォームの作成数が無制限

・連携したGoogleスプレッドシートが自動更新される

有料プランは、クレジットカードの登録をせずに、14日間無料トライアルが設けてあります。無料トライアル中は、さまざまなプランに切り替えて試せます。

3.formzu(フォームズ)

formzu(フォームズ)は、130万件以上のフォームが作成されており、20年以上の実績を持つツールです。東証一部上場企業から官公庁まで幅広く活用されるほど、信頼度が高いツールでもあります。

設置できるフォームの項目数は、最大で12つです。無料プランには、住所の自動入力機能が含まれており、デザインのカスタマイズが可能です。お問い合わせフォームの項目を改善する際、費用をかけたくない方におすすめです。

プランは、全てで4種類扱っています。

プラン 料金 特徴
フリー 無料

・1フォーム100件までログ保存が可能

・1フォーム12項目まで作成できる

パーソナル

1日17.3円

3ヶ月1,900円

6ヶ月3,400円

1年6,300円

・1フォーム50項目まで作成できる

・広告表示なし

ビジネス

1日32.9円

3ヶ月3,300円

6ヶ月6,600円

1年12,000円

・1フォーム100項目まで作成できる

・100商品まで商品注文機能が使える

プロフェッショナル

1日84.9円

3ヶ月8,500円

6ヶ月17,000円

1年31,000円

・法人向け

・独自ドメインの利用が可能

登録すると、2週間後まで全機能を無料で利用できます。

4.SECURE FORM(セキュアフォーム)

SECURE FORM(セキュアフォーム)は、お問い合わせフォームだけではなく、注文や応募アンケートなどのフォームも作成できるツールです。特別な知識がなくてもセキュリティ面を充実させられるので、複雑な操作が苦手な方にもおすすめです。

お問合せフォームの項目を作成する際、必要な項目をドラッグ&ドロップするだけなので、誰でも簡単に設置できるでしょう。無料プランと有料プランを扱っており、最低でも8項目の設置が可能です。

プランは、全てで3種類扱っています。

プラン 料金 特徴
フリー 無料

・フォーム数は3つまで作成できる

・項目数は8つまで設置が可能

ビジネス

月額1,980円

・領収書の発行が可能

・フォーム数は50つまで作成できる

ベーシック

月額990円

・広告表示なし

・回答データを500件まで保存できる

5.Tayori(タヨリ)

Tayori(タヨリ)は、50,000アカウント以上が導入しているほど利用率が高いツールです。誰でも簡単にお問合せフォームが作れ、最短1分で設置ができます。さまざまなテンプレートを扱っているので、企業に合ったデザインを施せるでしょう。

また、管理画面は、説明書やマニュアルなしで操作できるほど簡単で、複数のスタッフで対応する際でも利用しやすいです。ブラウザとサーバ間の通信は、SSLによって暗号化するので、セキュリティ面でも充実しています。

プランは、全てで3種類扱っています。

プラン 料金 特徴
フリープラン 無料

・返信テンプレートを30つまで設定できる

・フォームの公開期間を指定できる

スタータープラン

月額3,400円

・10GBまでファイルアップロードが可能

・Google スプレッドシートと連携できる

プロフェッショナルプラン

月額7,400円

・SlackやMailchimpと連携できる

・返信テンプレートを無制限で設定が可能 

有料プランは、14日間無料で利用できます。フォームの作成の他に、FAQやアンケート、チャットの機能の利用が可能です。

お問い合わせフォーム項目を改善してCVRを高めよう

今回はCVRに基づいてお問い合せフォームの改善策をご紹介しました。

入力フォームの項目を見直すことやツールの導入を行うことにより、完成度の高いお問い合わせフォームの作成が可能になります。

ユーザーが疑問点を発見した際に、スムーズに疑問解消が実現するお問合せフォームを準備しておくことが重要です。

お問い合わせフォームやヒアリングツールをお探しの方は、ぜひInterviewzを導入してはいかがでしょうか。公式サイトでは無料デモ体験もできるので、まずはお気軽にお試しください。

ヒアリングDX・アンケートのデジタル化のご相談は下記より日程をご調整ください。

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