お問い合わせを増やすための施策6つと増えない原因の調べ方を徹底解説
- 2023/10/10
- 2023/10/25
目次
お問い合わせ数は、Webマーケティングにおいて重要な指標のひとつです。お問い合わせが増えれば、新規顧客の獲得や売上の向上につながる可能性が高まるからです。
しかし、お問い合わせを増やすためには、ホームページの改善や集客施策など、さまざまな要素が関係してきます。そのため、いったいどこから手をつければ良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、お問い合わせを増やすための具体的な施策や、増えない原因の調べ方も解説します。
また、お問い合わせを増やすための具体的な施策6つや、お問い合わせが増えない原因の調べ方だけではなく、お問い合わせを増やすためのツールやサービスについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
お問い合わせとは?重要性も解説
お問い合わせとは、WebサイトやSNSなどのWeb媒体を通じて、自社の商品やサービスに関心を持ったユーザーから受ける問い合わせのことです。お問い合わせは、ユーザーのニーズや購買意欲を直接知ることができる貴重な機会であり、Webマーケティングの最終目標である成約につなげるために重要な役割を果たします。
お問い合わせを増やすためには、Webマーケティングの3つの段階である「集客」「接客」「再訪促進」において、それぞれ適切な施策を行うことが必要です。
例えば、集客のためにはSEOやリスティング広告などの手法を用いて、自社のWebサイトに興味のあるユーザーを誘導します。接客のためには、Webサイト上でユーザーに有益な情報や魅力的なコンテンツを提供し、信頼関係を築きます。再訪促進のためには、メールマーケティングやSNSマーケティングなどの手法を用いて、ユーザーとのコミュニケーションを継続し、関心を持続させなければなりません。
このお問い合わせが増えるということは、自社の商品やサービスに対する需要が高まっているということです。そのため、お問い合わせの数や内容を分析することで、市場の動向や顧客のニーズを把握することができます。また、お問い合わせから得られた情報をもとに、Webマーケティングの施策を改善することで、より効果的なマーケティング活動を行うことができます。
このように、お問い合わせは、自社の商品やサービスへの関心や購買意欲を示すユーザーと直接コンタクトできる大切な機会です。そのため、お問い合わせを増やすための施策や対応は、Webマーケティングにおいて重要なポイントとなります。
お問い合わせを増やすための具体的な施策1.SEO対策を強化する
SEO対策とは、検索エンジン(主にGoogle)に自社のWebサイトを正しく評価してもらい、検索結果で上位に表示されるようにすることです。これにより、検索ユーザーの目に触れやすくなり、Webサイトへのアクセス数やコンバージョン率を向上させることができます。
SEO対策は、大きく分けて以下の3つの種類があります。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、ターゲットユーザーにとって有益なコンテンツを作成することです。獲得したいキーワードをピックアップし、サイト内にコンテンツを作成していきます。
内部対策
内部対策とは、Webページを検索エンジンに正しく理解してもらえるよう整えることです。HTMLタグの最適化やキーワードの設定、構造化マークアップの実装などの対策をします。
外部対策
外部対策とは、他のWebサイトから自社のWebサイトへリンクを貼ってもらうことです。リンクは検索エンジンにとって信頼性や人気度の指標となります。
これらのSEO対策を効果的に進めるためには、以下のようなステップで取り組むのがおすすめです。
1.対策キーワードを決める
自社サービスの見込み顧客を獲得できるキーワードを選出します。
競合サイトや自社サイトの設定キーワードやオーガニック検索で獲得しているキーワードを確認し、検索ボリュームやSEO難易度を考慮して決めます。
2.コンテンツを作成する
ユーザーの課題が解決されるコンテンツを作成します。
対策キーワードをページのタイトルや見出しに入れ、検索上位のページにあって自社のページにないコンテンツを追加しましょう。
3.対策ページにリンクを貼る
内部リンクと外部リンクの両方をはります。
内部リンクは自社サイト内で関連するページ同士を結びます。外部リンクは他のWebサイトから自社サイトへリンクしてもらうことです。
4.対策キーワードの順位を定点観測する
長期視点でリライトや施策の見直しを行います。
キーワードの順位を定期的にチェックし、順位が落ちたらリライトします。もし3ヶ月経っても100位以下なら見限ることも考えましょう。
お問い合わせを増やすための具体的な施策2.ペルソナ設定を見直す
ペルソナ設定とは、商品やサービスの典型的な顧客像を架空の人物として設定することです。
ペルソナを設定をすることで、顧客の視点でマーケティング施策を考えられることや、ユーザーの性格やライフスタイルなどを反映できること、開発チームで顧客ターゲットの共通認識ができるといったメリットがあります。
ペルソナ設定する際の手順と注意点
ペルソナ設定をする際は、以下の手順で行うのが効果的です。
- 1.自社の見込み客を分析する
- 2.分析をもとにペルソナを設定する
- 3.ペルソナの改善
ただし、ペルソナを設定する際は、ペルソナが理想の顧客像ではないことを理解し、主観や偏った考えで設定しないこと、ペルソナを設定したら定期的に見直すなどの注意が必要です。
適切にペルソナを設定することは、お問い合わせにつながる効果的なマーケティング施策を展開する上で非常に重要です。この点には、十分に注意しましょう。
お問い合わせを増やすための具体的な施策3.ファーストビューにインパクトを持たせる
ファーストビューとは、ホームページにアクセスしたときに、最初に表示される画面のことです。ファーストビューは、ユーザーの興味や注意を引きつけるために、重要な役割を果たします。
ファーストビューにインパクトを持たせるためには、以下のようなポイントに注意しましょう。
- 商品やサービスの内容がひと目で分かる画像を入れること
- ユーザー目線で作成したキャッチコピーを入れること
- デザインをできるだけシンプルにすること
- CTA(コール・トゥ・アクション)ボタンを挿入すること
- 動画を入れ込む
- ユーザーが利用するデバイスに合わせたサイズに調整すること
- 数値や引用を使うなど権威づけをすること など
これらのポイントを参考にしてファーストビューを作成することで、顧客が購入などの行動に移行しやすくなります。
お問い合わせを増やすための具体的な施策4.コンテンツの質を高める
コンテンツの質とは、ユーザーにとって有益で魅力的な情報を提供することです。コンテンツの質を高めることで、ユーザーの信頼や満足度を向上させ、自社サイトや商品・サービスに興味を持ってもらえるようになります。
コンテンツの質を高める方法はいくつかありますが、ここでは次の3つについて解説します。
ユーザーのニーズに応える
コンテンツの質を高めるためには、まずユーザーのニーズに応えることが重要です。
ユーザーが何を知りたいのか、何に悩んでいるのか、何を解決したいのかといったことを把握し、それに対して有益な情報や解決策を提供することで、ユーザーの満足度や信頼度を高めることができます。
ユーザーのニーズに応えるコンテンツの作り方としては、以下のような方法があります。
- 顧客によく質問されることや反応が良かったことをブログ記事にする
- Q&AサイトやSNSなどで、見込み客の悩みや関心事を調査し、それに答える記事を書く
- ペルソナ設定を行い、ターゲット層のプロフィールや動機づけなどを明確にする など
オリジナリティを出す
コンテンツの質を高めるためには、オリジナリティも重要です。オリジナリティとは、独自性や個性といった意味で、他のコンテンツと差別化することです。
オリジナリティがあるコンテンツは、ユーザーに新鮮さや興味を与え、記憶に残りやすくなります。
そこで次に、オリジナリティを出すコンテンツの作り方とポイントを紹介します。
- 独自の視点や意見を取り入れる
- 自社の事例や実績などを紹介する
- クリエイティブな表現方法や切り口を工夫する など
ビジュアルを活用する
コンテンツの質を高めるためには、ビジュアルも活用することが効果的です。ビジュアルとは、画像や動画など視覚的な要素のことで、文章だけでは伝えきれない情報や感情を補完したり、印象付けたりする役割があります。
ビジュアルがあるコンテンツは、ユーザーに魅力を与えやすいため、読み飛ばされにくいのが特徴です。
ビジュアルを活用するコンテンツの作り方としては、以下のような方法があります。
- 商品の内容や特徴を分かりやすくする画像や動画を入れる
- データや統計などを図や表にして視覚化する
- イラストや写真などで雰囲気や感情を表現する など
上記のようなテクニックを使い、コンテンツの質を高めることで、お問い合わせや成約につながる可能性が高まります。ぜひ参考にしてください。
お問い合わせを増やすための具体的な施策5.問い合わせの導線を最適化する
問い合わせの導線とは、Webサイト上で顧客が問い合わせフォームにたどり着くまでの流れのことです。問い合わせの導線を最適化することで、顧客の問い合わせ意欲を高めたり、離脱率を低下させたりすることができます。
問い合わせの導線を最適化する方法はいくつかありますが、ここでは以下の3つについて解説します。
顧客のニーズに応えるコンテンツを用意する
Webサイトに訪れた顧客は、自分が知りたい情報や解決したい課題があるはずです。そのニーズに応えるコンテンツを用意することで、顧客はWebサイトに興味や信頼を持ち、問い合わせまでの距離感が近くなります。
例えば、商品やサービスの特徴やメリット、料金やプラン、よくある質問や事例などです。
顧客のニーズに応えるコンテンツを用意する際には、以下のような方法があります。
- ペルソナ設定を行い、ターゲット層のプロフィールや動機づけなどを明確にする
- Q&AサイトやSNSなどで、見込み客の悩みや関心事を調査し、それに応える記事を書く
- キーワード分析ツールなどで自社製品やサービスに関連する検索ワードを調べ、それらを含むコンテンツを作成する
Webサイトの導線設計を見直す
Webサイト上で顧客が問い合わせフォームにたどり着くまでの流れは、Webサイトの導線設計によって大きく左右されます。導線設計とは、Webサイト内でユーザーが移動する経路や方向性を決めることです。
導線設計が不十分だと、顧客はWebサイト内で迷子になったり、目的のページに辿り着けなかったりして、途中離脱してしまう可能性が高まります。
導線設計を見直す際には、以下のような方法があります。
- メニューやヘッダー・フッターなどで問い合わせフォームへのリンクを明確に表示する
- 問い合わせへ誘導するCTA(コール・トゥ・アクション)ボタンやバナーなどを各ページに配置する
- ユーザーが興味を持ちそうな関連コンテンツへのリンクや推奨コンテンツなどを表示する
問い合わせフォームを最適化する
問い合わせフォームにアクセスした顧客が、必ず問い合わせに至るとは限りません。問い合わせフォームの設計や内容によっては、顧客が問い合わせを諦めてしまうこともあります。そのため、問い合わせフォームを最適化することが重要です。
問い合わせフォームの最適化は特に重要な要素であるため、次の項で詳しく解説します。
お問い合わせを増やすための具体的な施策6.問い合わせフォームを最適化する
お問い合わせフォームを最適化することは、ユーザーのコンバージョン率を高めるために重要です。お問い合わせフォームの最適化方法についてはさまざまな方法がありますが、以下ではまず押さえておくべきポイントを解説します。
入力項目は必要最低限にする
まずはじめに、お問い合わせフォームの入力項目は必要最低限に絞り、必須項目をわかりやすく明示しましょう。入力する手間や時間を減らすことで、ユーザーの負担や離脱を軽減します。
入力形式を指定ない
入力形式を指定しないことも重要です。半角や全角、ハイフンの有無などの細かい指定は、ユーザーにとって煩わしく感じられる場合があります。システム側で対応できるようにしましょう。
入力例やプレースホルダーを用いる
入力例やプレースホルダー(初期表示文言)を用いることで、ユーザーに直観的に入力方法を示すことができます。また、こちらが望む形式で入力してもらえる効果もあるため、おすすめです。
選択できるものは選択してもらう
選択肢が用意できるものは、チェックボックスやラジオボタン、プルダウンなどの選択式にしましょう。ユーザーにとっても、入力するより選択のほうが簡単で早く済みます。
リアルタイムでエラーメッセージを表示する
入力中にエラーが発生した場合は、どこに不備があるのか、各項目の近くに分かりやすく表示しましょう。また、エラーのたびに入力内容が消えないようにすることも重要です。
送信ボタンを目立たせる
送信ボタンを目立つ色や大きさにすることも大切です。また、送信ボタンのテキストは具体的な内容にすると良いでしょう。
例えば「送信」よりも「資料をダウンロードする」のほうが、ユーザーにとってわかりやすく魅力的です。
送信前の確認画面を挟まない
送信前の確認画面は、多くの企業やWebページで採用されています。しかし、確認画面を挟むことで、ユーザーが送信完了したと勘違いしてしまう可能性があります。
そこで、確認画面は省略するか、今どの段階にあるのか分かりやすく表示するのがおすすめです。
以上は、お問い合わせフォームの最適化方法の一部です。他にもページ内に余計なリンクを貼らないことや、スマートフォンへ対応するといった工夫があります。
お問い合わせフォームの改善は売上アップに直接繋がる重要な要素ですので、ぜひ参考にしてください。
お問い合わせが増えない原因の調べ方
顧客からの問い合わせが増えない原因の調べ方については、以下のような方法があります。
Webサイトのアクセス数やコンバージョン率を分析してみる
アクセス数が少ない場合には、集客力を高めるためにSEOや広告などの施策を検討しましょう。一方、アクセス数がとれているにもかかわらずコンバージョン率が低い場合には、Webサイトのデザインやコンテンツ、導線、問い合わせフォームなどを改善するのがおすすめです。
Webサイトのユーザビリティやユーザー体験を向上させてみる
問い合わせが増えない時は、Webサイトが見やすく、操作しやすく、情報がわかりやすく、信頼感があるかどうかをチェックすることも大切です。これらを整えることで、ユーザーのニーズに応えるコンテンツが提供でき、問い合わせへのモチベーションを高めることが可能です。
上記の確認については、少人数で属人化することなく、できるだけ多くの人の意見を取り入れるようにしましょう。
ユーザーとのコミュニケーションを強化する
問い合わせが増えない時は、チャットボットやメールマガジンなどを活用して、ユーザーとのコミュニケーションを強化することも大切です。
チャットボットは、Webサイト上でリアルタイムにユーザーの質問に答えたり、問い合わせへの誘導を行ったりできる便利なツールです。一方、メールマガジンは定期的に有益な情報を送信してユーザーの関心を維持したり、再訪問や再問い合わせを促したりできます。
上記のような方法は、Webサイトからの問い合わせを増やすための一般的な方法ですが、業種や業態によっても最適な方法は異なる場合があります。そのため、自社のWebサイトの現状や目標に合わせて、効果的な方法を選択して実施することが重要です。
お問い合わせを増やすためのツールやサービス
顧客からの問い合わせを増やすためのツールやサービスには、さまざまな選択肢があります。そこで以下では、その中でも特に効果的な3つを解説します。
チャットボット
チャットボットとは、Webサイト上でリアルタイムにユーザーの質問に答えたり、問い合わせへの誘導を行ったりできるツールです。
チャットボットの活用により、ユーザーとのコミュニケーションを強化し、信頼感や関心度を高めることができます。
メールマガジン
メールマガジンとは、定期的に有益な情報を送信してユーザーの関心を維持したり、再訪問や再問い合わせを促したりできるツールです。
メールマガジンの配信には、便利なメール配信サービスを利用するのがおすすめです。
お役立ちコンテンツ
お役立ちコンテンツとは、ユーザーのニーズに応えるコンテンツをWebサイトに提供することで、ユーザーの満足度や問い合わせへのモチベーションを高める手法です。
上記の3つは、Webサイトからのお問い合わせを増やすための一般的な方法ですが、業種や業態によっても最適な方法は異なる場合があります。そのため、自社のWebサイトの現状や目標に合わせて効果的な方法を選択し、実施することが重要です。
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お問い合わせを増やす方法のまとめ
このように、お問い合わせを増やすには、Webマーケティングの3つの段階である「集客」「接客」「再訪促進」において、それぞれ適切な施策を行うことが重要です。
また、お問い合わせフォームを最適化することで、ユーザーのコンバージョン率を高めることができます。そして、お問い合わせから得られた情報を分析することで市場の動向や顧客のニーズを把握し、次なるマーケティング施策に活かすことができます。
このような施策を繰り返し、PDCAサイクルを回すことで、顧客からの問い合わせを増やし、売上アップに繋げることができるでしょう。
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