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アンケート調査の質問例10選|調査方法9つとアンケートの作り方を紹介

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顧客満足度を調査したり、イベントに対する感想を回収したりしたい場合は、アンケート調査がおすすめです。

しかしアンケート調査を検討している方の中には、「アンケートのつくり方がわからない」「どのように調査していけばいいかわからない」と悩んでいる方がも多いのではないでしょうか。

本記事では、アンケート調査の質問例や調査方法を紹介します。その他、アンケートの作成方法もお伝えしますので、はじめてアンケート調査を行う方はぜひ参考にしてください。

アンケート調査の種類と質問例10選

アンケート調査には、いくつか種類があります。

アンケートを実施する目的によって質問内容が異なるので、まずはどのような種類のアンケート調査があるのか知ると良いでしょう。

ここでは、アンケート調査の種類と質問例の10選を紹介します。

1.顧客満足度アンケート

顧客満足度アンケートは、商品やサービスに対する満足度を調査するものです。

顧客満足度を調べることで、改善点などの課題が浮き彫りになるきっかけとなるでしょう。

またアンケートでは、商品やサービスを知ったきっかけ、満足度、評価の理由、これからの継続意欲度、属性情報などを質問することが多いです。

属性情報は、ニーズを把握したり、あらためてターゲティングが上手くいっているかを確認したりできます。

商品やサービスを知ったきっかけを調べると、今後の広告戦略で役立つことでしょう。

その他、欲している情報や聞きたいことがあれば、質問に盛り込んでください。

顧客満足度アンケートの質問例は、以下の通りです。

  • 〇〇(商品名やサービス名)を知ったきっかけは何ですか。
  • 〇〇(商品名やサービス名)を利用してみた感想をお教えください。
  • 〇〇(商品名やサービス名)はこれからも利用いただけますか。

2.来場者アンケート

来場者アンケートは、企業が主催のイベントに来場した方を対象に行うものです。

このアンケートでは、主にイベントの開催を知ったきっかけ、イベントの満足度、評価の理由、イベントに対する不満点、今後の参加意欲、属性情報などを質問します。

アンケートで得られた情報を基に、次回の企画考案で役立てられるでしょう。

また不満点を自由記述式にすると詳しいことまで聞き出せて、こちら側が気づかない点まで指摘してもらえる可能性があります。

来場者アンケートの質問例は、以下の通りです。

  • 今回のイベントの開催を知ったきっかけは何ですか。
  • イベントに対する感想をお教えください。
  • 〇〇(商品名やサービス名)の利用予定はありますか。

3.従業員満足度アンケート

従業員満足度アンケートは、従業員の仕事に対する意欲ややる気の度合い、社内の雰囲気などを調査するものです。

社内で実施している制度への満足度を調べることで、制度の見直しのきっかけにもなるでしょう。

制度を改善した後は、従業員の満足度が変動したかを確かめるために、再度アンケートを実施することをおすすめします。

またアンケート調査の場合、面談ではなかなか聞きづらいことも質問でき、従業員にとっても不満を伝えやすいでしょう。

アンケート調査を基にさまざまな問題を解決できれば、従業員の満足度がアップし離職率を低下できる可能性があります。

従業員満足度アンケートの質問例は、以下の通りです。

  • 仕事に対するやりがいはありますか。
  • 業務を行う上でどのような目標を持っていますか。
  • 組織風土に不満をお持ちであれば、その理由をお教えください。

4.コンセプトアンケート

コンセプトアンケートは、商品開発や改良の際コンセプトを決めるときに行うものです。

このアンケートでは、主にこちらが提案したコンセプトへの感想や属性情報を質問します。

アンケートで回収できた回答は、ネーミングやパッケージ、ターゲットの選定で役立つでしょう。

またコンセプトを提案する際、いくつか候補を準備して見せる順番を工夫することが大切です。

たとえば、毎回コンセプト①を先に見せるのではなく、コンセプト②を先に見せるグループを作って先入観を排除してはいかがでしょうか。

コンセプトアンケートの質問例は、以下の通りです。

  • コンセプト①に対する評価をお教えください。
  • 先ほどの回答のように評価した理由をお教えください。
  • 利用したいと思うコンセプトはどれでしょうか。

5.ブランド認知度アンケート

ブランド認知度アンケートは、ブランドがどれほど知られているのか調査するものです。

このアンケートでは、主にブランドの認知度、扱っている商品の認知度、商品やサービスを知ったきっかけ、購入した日や時期、今後の購入意欲、属性情報などを質問します。

ブランド名の浸透具合に応じて、マーケティング戦略で役立てられるでしょう。

また定期的にアンケートを実施して推移を確認しながら、ターゲティングのやり直しにも効果的です。

ターゲットに伝えたいことがきちんと伝わっているか、アンケート結果や推移からわかるでしょう。

ブランド認知度アンケートの質問例は、以下の通りです。

  • 〇〇(ブランド名)をご存知でしょうか。
  • 〇〇(ブランド名)に対するイメージをお教えください。
  • 〇〇(ブランド名)の商品を購入した時期はいつ頃でしょうか。

6.広告効果アンケート

広告効果アンケートは、広告の浸透度を調査するものです。

複数のメディアに広告を出している場合、どの広告から流入したのか知ることで広告対策ができます。

また広告への印象次第で、デザインやテキストなどの変更点や改善点が見つかる可能性があります。

広告効果アンケートの質問例は、以下の通りです。

  • 〇〇(商品名やサービス名)を知ったきっかけをお教えください。
  • どのメディアで商品を知りましたか。
  • 広告に対するイメージをお教えください。

7.ネーミングアンケート

ネーミングアンケートは、商品名やサービス名を決めるときに行うものです。

このアンケートでは、主にネーミング案に対する感想や属性情報を質問します。

またネーミング案を出す際にはいくつか案を出していき、アンケートで最も利用したいと思うネーミング案を質問すると良いでしょう。

ネーミングアンケートの質問例は、以下の通りです。

  • ネーミング案①に対するイメージをお教えください。
  • 最も利用したいと思うネーミングはどれでしょうか。
  • ネーミングからどのような機能性があるとイメージできますか。

8.パッケージアンケート

パッケージアンケートは、パッケージを決める際に行うものです。

ネーミングアンケートと同時に実施されるケースがあり、商品開発に向けて大切な調査となるでしょう。

またパッケージ案をいくつか出して各案に対して評価してもらい、最も評判の良いパッケージを採用することで売上向上につながる可能性があります。

パッケージアンケートの質問例は、以下の通りです。

  • パッケージ案①に対するイメージをお教えください。
  • どのパッケージを1番利用したいと思いますか。
  • どのような商品であると考えられますか。自由にご記入ください。

9.360度評価(多面評価)アンケート

360度評価(多面評価)アンケートは、1人の社員に対して、仕事上で関係する複数の社員から評価を行うものです。

上司が部下を評価するだけではなく、部下が上司を評価するアンケートであり、さまざまな目線や立場から評価されることから360度評価といいます。

上司や部下以外に、同僚からの評価も知れます。

アンケートを実施することで、対面では伝えづらいことも書面なら書きやすいでしょう。

ただし、トラブルに発展しないよう、匿名でアンケートを実施するといい

360度評価(多面評価)アンケートの質問例は、以下の通りです。

  • 〇〇(社員名)に対するイメージをお教えください。
  • 〇〇(社員名)の評価を数値化するならいくつでしょうか。最小値1、最大値10とします。

10.ストレスチェックアンケート

ストレスチェックアンケートは、仕事に対する心身のストレスを調査するものです。

労働安全衛生法の一部を改正する法律(ストレスチェック義務化法案)により、このアンケートの実施が義務化されています。

アンケートではただストレスの有無を調べるだけではなく、仕事に対するストレスの原因やサポート体制の評価なども調査します。

また回答結果は、雰囲気や風土、制度の改善に役立つでしょう。

ストレスチェックアンケートの質問例は、以下の通りです。

  • 仕事に対するストレスはありますか。
  • 具体的にどのような業務にストレスを抱いていますか。
  • 社内のサポート体制に不満を感じているでしょうか。

アンケートを用いた調査方法9つ

アンケート調査を実施する際には、どのような方法で行うか決める必要があります。

さまざまな調査方法があるので、まずは種類を知って自社にあるアンケート調査方法を見つけることが大切です。

ここでは、アンケートの調査方法を9つ紹介します。

ネットリサーチ

ネットリサーチは、インターネット上で行う調査方法です。

用紙を使ったアンケートよりも、紙の印刷代などのコストを削減できたり印刷する手間を省けたりと、さまざまなメリットがあります。

ネットリサーチなら、回答者にとってもスマホ一つで回答できるので、場所や時間を問わずに回答を回収できます。

また商品やサービスの認知度アンケートや、顧客満足度アンケート、コンセプトアンケートなどに最適です。

会場調査(CLT)

会場調査(CLT)は、会場に集まった方を対象に行う調査方法です。

会場でアンケートを実施することで、実際に商品を使ってもらったり、その場ですぐに感想や評価をもらったりできます。

また会場に訪れた方でアンケートを共有するので、ネットリサーチよりも情報漏洩のリスクが低い点がメリットです。

特に、パッケージアンケートや商品販売前のイメージ調査アンケートなどに適しているでしょう。

インタビュー調査

インタビュー調査は、特定の調査対象者から意見を募る調査方法です。

インタビュー調査の中には、グループインタビュー、デプスインタビュー、訪問調査などさまざまな形式があります。

また基本的に回答者から自由回答形式で意見や感想を収集できるので、回答内容に応じて次の質問内容を柔軟に変更できます。

想定していた回答結果よりも、より深く理解できる可能性が高いでしょう。

訪問調査

訪問調査は、対象者の自宅や職場などに訪問する調査方法です。

あらかじめ日程を決めておいてからヒアリングを行うので、十分な時間を確保してより深い部分まで質問できるでしょう。

また訪問調査の場合、その場で回答を得られるので、回答率を高めたいときにおすすめです。

回答に対する疑問があれば、その場で聞ける点もメリットです。

ホームユーステスト(HUT)

ホームユーステスト(HUT)は、商品や試作品を対象者に送って利用してもらい感想を回収する調査方法です。

会場調査とは異なり、普段のライフスタイルで商品を取り入れることでよりリアルな感想を集められるでしょう。

また、継続的に利用してもらうことで効果が得られるような商品の調査に適しています。

対象者以外に、同居する家族にも利用してもらうことで、対象者の幅を広げられます。

ただし、アンケートの回答を得られるまでに時間がかかるので、途中経過の様子を聞くなどして複数回調査すると良いでしょう。

郵送調査

郵送調査は、アンケート用紙を対象者に送付して返送してもらう調査方法です。

訪問調査よりも手間を省けて、ネットリサーチに適さないターゲット層から回答を得られたりするメリットがあります。

特にスマホやパソコンを使い慣れていないシニア世代には、郵送調査がおすすめです。

街頭調査

街頭調査は、街頭でランダムに対象者を選択しアンケートを行う調査方法です。

街頭インタビューはテレビなどで見かける方が多いのではないでしょうか。

会場調査と同じように、商品をその場で使って感想をもらいたい場合に適しています。

また事前に決めていたターゲットに合わせて、年齢や性別を目で直接見て対象者を選べる点もメリットです。

ただし、近年では感染症対策や花粉症対策のためにマスクをする方が増えているので、目元だけで年齢を判断することが難しい傾向にあります。

覆面調査

覆面調査は、お客さんに扮して商品やサービスを体験する調査方法です。

お客さん目線で調査することで、接客や商品自体の改善点が見つかる可能性があります。

一般の方に覆面調査を依頼することもおすすめですが、自社が運営する店舗にアポなしで調査してみても良いでしょう。

調査内容は、その店舗だけではなく全店舗で共有することで、新人教育にも役立てられるでしょう。

電話調査

電話調査は、対象者に電話をかけてアンケート調査を行う方法です。

お互い顔を見て話さなくても意見を集められるので、回答者にとっても相手の表情をうかがわずに意見をいえるメリットがあります。

また電話をかけてつながれば、その日のうちに回答を回収できるので回答率が高いです。

対象者の自宅などまで訪問する必要もないので、短期間でたくさんの意見を集められます。

ただし、知らない電話番号には出なかったり、回答者が忙しく電話をかけるタイミングを誤ってしまう恐れがあります。

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アンケートの作り方|ステップ7

アンケート調査の実施を検討している方の中には、「どうやってアンケートをつくれば良いかわからない」と悩んでいる方もいるでしょう。

アンケートをつくる際には、質問したいことをまとめてから完成させることが大切です。

ここでは、アンケートの作り方を7つのステップに分けて紹介します。

1.集めたい情報を整理する

まずは、アンケートを作成する前に調査を行う目的や、必要な情報、今抱えている課題などを書き出していきましょう。

どのような情報が欲しいのか明確にするためには、情報収集が大切です。

課題を解決するにはどのような情報があれば解決できるのか、仮説を立てながら集めたい情報を整理していきましょう。

2.回答の収集方法を決める

回答の収集方法は、ターゲットの年齢層や回収したい情報に合わせて決めると良いでしょう。

20代や30代などのネットを使い慣れている世代ならネットリサーチ、デジタル端末に不慣れなシニア世代なら郵送調査や電話調査が適しています。

また発売前の商品に対するイメージ調査の場合、ネットリサーチだと情報漏洩するリスクがあるので、会場調査がおすすめです。

3.質問項目を決める

次に、質問項目を決めていきます。

質問を決めていく際には、質問数が多すぎないようにする、プライバシー侵害にならないようにする、などのポイントに着目しましょう。

これらのポイントを無視してアンケートを作成すると、回答者の負担が大きくなってしまう恐れがあります。

特にネットリサーチの場合、途中でアンケートから離脱してしまうケースがあるので、回答者への負担が少ないように質問項目を決めましょう。

4.各質問の回答形式を決める

質問する内容が決まったら、各質問の回答形式を決めます。

回答形式の種類には、単一回答・複数回答・自由回答・制限付き回答などがあります。

選択肢を設ける際、選択肢が多すぎたり少なすぎたりしないようにする、選択肢の文章を長文にしない、人によって解釈が異なる言葉を使わない、などのポイントに着目しましょう。

5.伝わりやすい質問文にする

質問内容や回答形式が決まったら、質問文を定めていきます。

質問文を作成するとき、誤解を与えない、伝わりやすい文を用いる、専門用語を避ける、などのポイントに着目してみましょう。

ただし丁寧な言葉遣いも大切ですが、過剰な敬語表現は違和感を生じる原因になる恐れがあります。

6.質問する順番を整理する

質問文が決まったら、設問の順番を整理します。

適当に順番を決めるのではなく、過去から未来へ、簡単なものから複雑なものへと並べていきましょう。

回答者にとって、自然な流れで回答できるアンケートであるかがポイントです。

7.テストを行う

アンケートが完成したら、いきなり本番ではなくテストを実施しましょう。

自身で回答することも大切ですが、社内の複数人に回答してもらうこともおすすめです。

回答者の立場になることで、回答が難しい質問や質問の過不足などに気づける可能性があります。

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顧客の声を可視化!アンケート結果の分析方法と活用事例を解説

アンケート調査は、顧客の声を直接聞き、製品やサービスの改善に繋げるための重要な手段です。しかし、集めたデータだけでは、その価値は十分に発揮されません。

アンケート結果を分析し、可視化することで、顧客のニーズを深く理解し、具体的なアクションにつなげることが重要です。

アンケート結果の分析方法

1.集計

回答データを整理し、数値化します。単純集計、クロス集計などが一般的です。

2.可視化

グラフや表を用いて、データを視覚的に表現します。これにより、複雑なデータも一目で理解しやすくなります。

3.統計分析

平均値、標準偏差、相関分析など、統計学的な手法を用いて、データに潜む意味を深く掘り下げます。

4.テキストマイニング

自由記述形式の回答を分析し、キーワードや感情を抽出する手法です。

アンケート結果の活用事例

  • 商品開発:新製品開発のアイデア、既存製品の改善点の発見
    サービス改善:顧客満足度の向上、顧客体験の改善
    マーケティング戦略:ターゲット層の特定、効果的なプロモーション戦略の策定
    組織改善:従業員満足度向上、組織文化の改善

アンケート結果を効果的に活用するためのポイント

明確な目的を設定する

何を知りたいのかを明確にすることで、必要なデータと分析方法を絞り込むことができます。

適切な分析手法を選ぶ

データの種類や分析目的に合わせて、適切な分析手法を選択することが重要です。

可視化を工夫する

グラフや表を使い、視覚的に分かりやすい形で結果を提示しましょう。

ストーリーテリング

データから得られた知見を、具体的なストーリーとして伝えることで、関係者に理解してもらいやすくなります。

まとめ

アンケート調査を行う際には、どのような目的で行うのか、どのような方法で調査するのかなどを明確にする必要があります。

アンケート調査の主な目的は、顧客満足度の調査やブランド知名度の調査、ネーミングやパッケージの調査などです。

調査方法は、インターネットで行えるネットリサーチ、会場調査、郵送調査、電話調査などがあります。

これからアンケート調査の実施を考えている方は、ターゲットや調査内容に応じて適切な方法で調査しましょう。

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